オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックは、自身でも実現不可能と考えていたNBA史上2人目の『平均トリプルダブル』を達成した。
すでに得点とリバウンドで平均二桁が確定していたウェストブルックは、4月7日(日本時間8日)にトーキング・スティック・リゾート・アリーナで行なわれたフェニックス・サンズ戦(120-99でサンズ勝利)で8アシストを記録し、1961-62シーズンのオスカー・ロバートソン以来となる偉業を成し遂げた。
今季レギュラーシーズン3試合を残し、28歳のウェストブルックは平均31.7得点、10.7リバウンド、10.4アシストという成績を残している。また、残り試合であと1回トリプルダブルをマークすれば、ロバートソンと自身が保持する年間トリプルダブル達成回数のNBA記録を更新するのだが、本人は『平均トリプルダブル』達成について「ありがたいこと」と形容している。
ウェストブルックは『ESPN』に対し「実現は絶対に不可能と思っていた」と話した。
「自分にとって本当にありがたいことだと思っている。特に現代のバスケットボール、そして世界最高峰のレベルで実現できて光栄。非常に感謝しているし、実現できて嬉しい」。
驚異的な個人成績を残しているウェストブルックだが、目標はあくまでもサンダーをNBAファイナルに導くことと明言している。
「自分の目標は、チームでプレイするときから変わらない。特に今季は優勝を目標に掲げている。それが自分のゴール。リーダーとして、チームを正しい方向に引っ張らないといけない。チームがベストなバスケットボールをする上で必要なプレイができているという自負はある」。
原文:Westbrook 'blessed' after averaging triple-double for season by Tom Webber/Sporting News