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ラッセル・ウェストブルック「世界中のファンが自分個人だけではなく、チームを応援してくれてありがたかった」

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オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックが今季成し遂げたことは、数十年は破られないだろう。2016-17シーズン、ウェストブルックは年間の記録としてはNBA史上最多のトリプルダブル42回という大記録、55年ぶり史上2人目の『平均トリプルダブル』(31.6得点、10.7リバウンド、10.4アシスト)達成に加えて得点王にも輝き、キャリアに残る個人成績を収めた。

キャリアの大半を通じ重荷を背負い続けているウェストブルックは、その信じられないプレイにより世界中のバスケットボールファンから称賛された。ヒューストン・ロケッツとのNBAプレイオフ2017 ウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンド敗退から一夜明けた4月26日(日本時間27日)、ウェストブルックは今季最後の会見で今シーズンを振り返った。

コートに立てば常に全身全霊をチームに捧げたことを自負しているウェストブルックは「世界中のファンの皆が、自分個人だけではなくて、チームを応援してくれたのは、本当にありがたいことだった。皆が集まってくれて、僕たちの試合を観るために会場に来てくれた」と話している。

自身が重要視していることについては「自分にとっては、安定したプレイをすることがとても大切」と語った。

「選手にとって最も難しいことを頻繁に聞かれる。そのとき自分は、いつも『安定したプレイを続けること』と答えているんだ」。

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個人スタッツもさることながら、サンダーにとって新たな時代の幕開けとなった今季を通じて、ウェストブルックは強いリーダーシップを発揮し続けた。昨年の夏、フリーエージェントとなったケビン・デュラントが退団し、トレードによりメンバーも刷新され、シーズン中は負傷者の影響もあった。

球団にとって転換期となった今季、ウェストブルックはチームの根幹を支え、チームメイトの力を引き出し、自身のパフォーマンスにより毎試合でチームを引っ張った。早いシーズン終了を迎えたものの、ウェストブルックと球団は、チームの明るい未来を確信している。

ウェストブルックは「まだ成長させられる部分はある。何よりも先に思い浮かぶのは、違った形でチームメイトの力を引き出すこと。過去の試合映像を見直すと、まだまだチームメイトの力を引き出せる部分があるからね」と言う。

「チームにはレベルアップしたいと思っている選手が多い。皆、プレイオフでプレイできることの喜びや、チームのために尽くす喜びを知っているし、前進するために何が必要かわかっている。良い夏になると思っているよ」。

原文:End of Season Interviews – April 26, 2017 by Nick Gallo/Thunder.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ