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スパーズに移籍のルディ・ゲイ「厳しいリハビリを続けてきたのは優勝が可能な環境でプレイするため」

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ベテランスウィングマンのルディ・ゲイは、NBAキャリアを通じて753試合に出場している。しかし、プレイオフはわずかに7試合しか経験していない。唯一のプレイオフ出場は、メンフィス・グリズリーズに所属した2011-12シーズンのみだ。

ポストシーズンでプレイする可能性の高さこそ、今夏ゲイがサンアントニオ・スパーズと契約した大きな理由だった。『San Antonio Express News』のジェフ・マクドナルド記者が、ゲイの心境を伝えている。

アキレス腱断裂からの復帰を目指す31歳のゲイは「(けがは)自分のキャリアにとって生きるか死ぬかのポイントになったと思う」と語った。

「僕は優勝が可能なチーム、それに自分のプレイを次のレベルに高められるチームでプレイしたかったんだ」。

12年目の今季、ゲイがNBAでのキャリアを正しい方向に戻せるかどうかは健康状態にかかっている。

今年の1月に行なわれたインディアナ・ペイサーズ戦で左足アキレス腱を断裂してから早8か月、今夏ゲイは昨季まで所属したサクラメント・キングスとの契約最終年を破棄し、スパーズと2年1700万ドル(約18億7200万円)で契約した。

スパーズの一員として初めて迎えるトレーニングキャンプは、9月26日(日本時間27日)から始まる。キャンプへの準備は整っていると話すゲイは、すでにバスケットボール関連の運動再開許可を受けている。夏の間トレーニングを続けてきた以上、チーム練習開始後も時間を無駄にするつもりはない。

ここまで回復するまでのリハビリは、相当に厳しいものだった。ゲイは「過去にやらなければならなかったことの中で最も辛い部類に入る」と、振り返っている。

勝てないチームで思い悩むのではなく、復帰する価値を見出したいからこそスパーズに移籍した。ゲイにとっての次のステップは、間もなく始まる。

ゲイは「1月から実戦ではプレイしてないね」と言う。

「自分にとって普通と感じられるように状態を戻すまで大変だった。この努力を無駄にしたくない。僕がチームに来たのは、優勝を目標にプレイするためなんだ」。

原文:Gay ready to make impact for Spurs by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ