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ロケッツ加入のクリス・ポール「目標は優勝」

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7月14日(日本時間15日)、ヒューストン・ロケッツは、ロサンゼルス・クリッパーズとのトレードで獲得したクリス・ポールの入団会見を行なった。

ヒューストンでの会見に出席したポールは、ジェームズ・ハーデンとのデュオについて「僕が彼の助けになることが大事なのではないんだ」と語った。

「彼も僕を助けてくれるし、僕たちはお互いを支え合う。助け合って、チームの目標に辿り着きたい。自分たちの目標については話し合った。それは優勝だよ。彼も僕も、まだ優勝の機会に恵まれていない。もし優勝できたときの感情の昂りについても話し合った。その部分に一番興奮している。自分と同じくらい優勝したい選手と一緒に歩んでいけることに、何より興奮している」。

ポールもハーデンも互いにボールを保持する時間が多く、連携について不安視する意見も少なくない。だがポールは、それはマイク・ダントーニ・ヘッドコーチが考えることと言う。

ダントーニHCは「上手くいく方法を見つけるが、夜通し考えるようなことにはならない。もし徹夜することがあれば、それは興奮しているからであって、何かを心配しているからではない」と語った。

Chris Paul

ロケッツは先日ハーデンとの契約延長を発表し、今後6年で2億2800万ドル(約256億5000万円)という超大型契約を同選手と結んだ。これにより名実共にロケッツのリーダーとして認知されたハーデンだが、ポールこそ真のリーダータイプの選手で、ロケッツがゴールデンステイト・ウォリアーズとの差を埋める、あるいはサンアントニオ・スパーズを飛び越えウェスタン・カンファレンスのトップ2に浮上するために必要なピースだったのかもしれない。

ロケッツは、2013年にドワイト・ハワードを獲得してハーデンとコンビを組ませたが、結果的に機能しなかった。ポールは常にリーダーとして所属チームを引っ張ってきたものの、チームメイトへの叱咤が必ずしもプラスに機能したわけではなかった。クリッパーズ時代には、試合中にブレイク・グリフィン、ディアンドレ・ジョーダンと意見をぶつけ合う姿も見られ、そのやり方が常に高く評価されてきたわけではない。

その2人の連携について会見で聞かれたポールは「連携については、ジェームズとも話した」と答えた。

「それぞれ選手として異なるし、自分は他の選手とは異なる。僕は、自分が知っている中で最も競争心の強い選手。それを評価してくれる意見もいれば、評価しないという声もある。それでも、自分は極端に競争心が強い。勝利のためにプレイしていないのであれば、プレイする理由なんてない」。

原文:Houston Rockets introduce 9-time All-Star Chris Paul with championship hopes in mind by Fran Blinebury/NBA.com(抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ