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リッキー・ルビオ、新シーズンへの期待を語る

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シーズンオフに入りトレードの噂が絶えないミネソタ・ティンバーウルブズのリッキー・ルビオだが、スペイン代表として出場し、銅メダルの獲得に貢献したリオデジャネイロ・オリンピック期間中、無言を貫いた。

五輪閉幕後、ルビオは、ウルブズ残留への思い、そして2016年NBAドラフト全体5位でウルブズが指名したクリス・ダンとの共存について、AP通信に語った。

トム・シボドー・ヘッドコーチ体制で臨む1年目について、ルビオは、「何か特別なことを起こせるだけの陣容は揃っていると思う」と、コメント。「新しいコーチ、新しいスタッフがどういう仕事をするか楽しみ。経験も豊富なスタッフだし、僕たちが次のレベルに到達するのに必要なことを教えてくれる。チームのツールは揃っていると思う。あとは、それらを1つにするだけ」と、続けた。

ダンについては、「彼のように才能のある選手がチームにいたら、一緒に上手くやれると思う。もし一緒にプレイする時間が少なくても、彼を助けられるよ」と、話している。

シボドーHCは、ルビオとダンの共存が可能なラインナップを組めると明言した。つまり、現時点ではルビオをトレードする方針はないということだ。

昨季のウルブズにとって最も大きな弱点の1つは、先発ポイントガードのルビオの控えを務められる有能な選手に欠けていたこと。それにより、本来であればシューティングガードが適正ポジションであるザック・ラビーンをPGに起用せざるを得なかった。

ダンの加入により、ウルブズのバックコートの層は厚くなった。また、ルビオが先発PGを務めることで、1年目のダンに不要な負担を強いなくとも済む。

今季6年目を迎えるルビオは、まだNBAでプレイオフに進出した経験がない。

「(プレイオフ進出は)リーグでプレイするようになってから言い続けていること。新聞に自分の名前が載ることなんて求めていない。僕は、ただ勝ちたい。それがゴール。何かを犠牲にしないといけないのだとしたら、勝てるチームにするため自らを捧げる」。

ルビオはスペイン代表として、シボドーHCはアメリカ代表のアシスタントコーチとしてリオ五輪に参加したため、まだ両者は今季について話し合いができていない。だが、五輪も一段落し、ようやく腰を落ち着けて新シーズンへの切り替えが可能になる時期を迎えつつある。

ルビオは、「5年間、このチームでプレイしているけれど、過去最高のグループ」と言う。

「選手、コーチを含めて、過去最高のメンバー。凄く期待しているよ。次のレベルにチームを導ける若い選手もいて、彼らを支えられるベテランもいる。コーチが鍵を握っているし、違いを生み出してくれると思っている」。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ