『ESPN』が3月10日(日本時間11日)に報じたところによると、大腿四頭筋の負傷でシーズンの大半を棒に振っているサンアントニオ・スパーズのカワイ・レナードが、早ければ15日(同16日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で復帰するようだ。
ESPN's Lisa Salters is reporting that San Antonio's Kawhi Leonard could return as early as Thursday's game against New Orleans. League sources tell me that barring a setback, Thursday vs. Pels is indeed the targeted return of Leonard to the lineup.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) 2018年3月11日
過去2シーズンのMVPレースでトップ3に入り、ティム・ダンカン引退後のスパーズの主軸となっていたレナードだが、今季は右足の負傷で63試合のうち9試合にしか出場できていない。
2014年のファイナルのMVPで、年間最優秀守備選手に2度選出されたレナードは、キャンプ中に負傷が発覚。スパーズのグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは、1970年代からの長いキャリアにおいて、レナードのような負傷は見たことがないと明かしていた。
スパーズがダラス・マーベリックスに敗れた12月12日(同13日)で復帰し、今季初戦で15分間プレイしたレナードは、13得点を記録。その後の16試合のうち、8試合で出場時間を制限してプレイし、1試合平均23.3分間で16.2得点をマークしていたが、1月初旬に再び戦列を離脱した。
チームはレナード不在に苦しみ、19試合で12敗を記録。これは、5度の優勝や20年連続プレイオフ進出の始まりとなったダンカン加入の前年、1996-97シーズン以来の数字だ。
9日(同10日)終了時点で、スパーズはウェスタン・カンファレンスのプレイオフ出場ラインとなる8位に1.5ゲーム差をつけている。
『ESPN』は以前、事態が進むにつれてレナードとスパーズの関係が「冷えた」と報道。ポポビッチHCは先月、レナードが今季中に復帰したら「驚く」と話した。
だが先週、レナードはリハビリ中に球団とは常に同じ方向だったと強調し、報道を否定。「もちろん」サンアントニオでキャリアを終えたいと述べている。
原文: Report: San Antonio Spurs forward Kawhi Leonard could return this week by NBA.com(抄訳)