NBA

2016-17映像判定規定を改定

Author Photo
Sporting News Logo

10月21日(日本時間22日)、NBAは、2016-17シーズンの映像判定に関する規定を発表した。

16-17シーズンも、試合中に映像判定が必要なプレイが生じた場合、コート上で試合を裁く3人の審判がリプレイセンターにプレイの確認を要請できる。同センターには現役の審判が常駐し、映像判定の対象になったプレイの判定を下して最終的な判断をコート上の審判に伝える点は、昨季の規定と変わりはない。

今季から改定されるのはリプレイセンターに常駐する審判が映像で判定するプレイの範囲で、選手間の小競り合い、またはフレイグラントファウルか定かではない場合を除く全てのプレイが対象となる。具体的な例としては、シュートを決めた際に選手がショットクロック・バイオレーションを犯したか定かではない場合、クリアパス(速攻などで相手が確実に得点できる状況での守備側のファウル)かどうか定かではない場合なども含まれるように改められた。

リプレイセンターに現役の審判を常駐させるようになったのは昨季からで、2014-15シーズンは映像判定に平均42.0秒かかったのに対し、昨季は25%短縮され平均31.9秒で判定が下された。

映像判定範囲の拡張のほか、コート上のコーチングボックス、交代選手ボックスの拡張も、満場一致でNBA理事会から承認された。


著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ