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NBAオールスター2018 トリビア集

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NBAオールスターウィークエンド2018が、いよいよ幕を開ける。2月18日(日本時間19日)に開催されるオールスターゲームの前には、16日(同17日)にMtn Dew Kickstart ライジングスターズ、17日(同18日)にはTaco Bell スキルズチャレンジ、JBL 3ポイントコンテスト、Verizon スラムダンクが開催される。

オールスターウィークエンドを前に、関連する数字、トリビア、選手情報などを紹介しよう。

NBAオールスターゲーム

NBA All-Star 2018 original logo 2400px

●NBAオールスターゲーム2018は、デマー・デローザン(トロント・ラプターズ)、ポール・ジョージ、ラッセル・ウェストブルック(ともにオクラホマシティ・サンダー)、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)にとって地元凱旋となる。全員ロサンゼルス近郊出身で、互いに競い合いながら育った。

●レブロン・ジェームズは14年連続のNBAオールスターゲーム先発出場。これはボブ・クージーの持つNBA記録を抜いて新記録となる。あと1回オールスターゲームに先発出場すると、コービー・ブライアントの持つオールスター最多先発出場回数(15)に並ぶ。 オールスターゲームに通算14回以上出場する選手はジェームズが史上5人目で、ほかはカリーム・アブドゥル・ジャバー(18回)、ブライアント(15回)、ティム・ダンカン(15回)、ケビン・ガーネット(14回)。レブロンのオールスターゲームでの通算得点(314得点)は史上最多記録。

●オールスターウィークエンド中、フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードは大忙し。76ersの選手がオールスターゲームに先発出場するのは2006年のアレン・アイバーソン以来初なのだが、その前にエンビードはMTN DEW Kickstart ライジングスターズとTaco Bell スキルズチャレンジにも出場する。

●キャリア9年目まで1度もオールスターに選出されなかったラプターズのカイル・ラウリーは、今回で4回目の出場。これはキャリア9シーズン目以降に5回オールスターに選出されたチャウンシー・ビラップス以来、史上2人目の快挙。ラウリーはビラップスから影響を受け、プレイスタイルも参考にしていると話しているほど。

●カイル・ラウリーとゴラン・ドラギッチ(マイアミ・ヒート)は、2011-12シーズンのみロケッツでチームメイトだった。ドラギッチは同シーズン半ばまでラウリーの控えを務め、ラウリーが病気で離脱してからは先発の機会を得た。互いに激しいプレイスタイルを持ち味とし、リーグでその地位を確立するために努力を重ねた。ラウリーは9シーズン目にして初のオールスター出場、ドラギッチも10シーズン目で初選出されるなど、ともに遅咲きのスター。

●ウォリアーズからオールスター記録に並ぶ4選手(ステフィン・カリー、ケビン・デュラント、ドレイモンド・グリーン、クレイ・トンプソン)が2年連続でオールスターに選出。これは史上初の快挙だ。1チームから4選手が選出されるのは史上12回目。

●ヤニス・アデトクンポ(ミルウォーキー・バックス)が2年連続でオールスターに先発出場。過去ギリシャの道端で家計の足しにするために行商していたことを考えれば、23才ながら大出世だ。

●インディアナ大学の2年生まで比較的目立たなかったビクター・オラディポ(インディアナ・ペイサーズ)は、3年生のシーズンで見せた大活躍が評価され、2013年のドラフト全体2位指名されるまでに成長。NBA入り後も即スター選手になったわけではなく、これまで2回トレードされている。今年はペイサーズでキャリア最高のシーズンを送り、オールスター初選出を果たした。

●チーム・レブロンでは、クリーブランド・キャバリアーズ時代にチームメイトだったレブロン・ジェームズとカイリー・アービング、サンダー時代にチームメイトだったケビン・デュラントとラッセル・ウェストブルックが共闘する。

●チーム・ステフィンのジミー・バトラーとカール・アンソニー・タウンズは、ミネソタ・ティンバーウルブズが最後にプレイオフに出場した2003-04シーズン以来となる好成績を残しているチームの中心選手。

●ラマーカス・オルドリッジがここ7シーズンで6回目のオールスター選出を果たしたことで、サンアントニオ・スパーズは20年続けて少なくとも1人のオールスターを輩出している(NBA最長記録)。オフシーズン中にグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチとじっくり話し合ったオルドリッジは、自身のキャリアでも屈指のシーズンを送っている。

●昨シーズン惜しくもオールスター選出から漏れたワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールは、今シーズンはジョン・ウォールが離脱しているにもかかわらずウィザーズをイースタン・カンファレンスのトップ5に導いている。24歳のビールは、今回が初選出。

●トロント・ラプターズのドウェイン・ケイシーHCは、ラプターズ史上初オールスターゲームで指揮を執るHCとなる。ここ4シーズン、ラプターズはケイシーHCの下で球団史上最高のシーズンを送り続けている。中でも今季は最高のシーズンになる可能性がある。ケイシーHCは、チーム・ステフィンに選出されたデマー・デローザンとカイル・ラウリーを相手に采配を振る。

Mtn Dew Kickstart ライジングスターズ2018

2018 Rising Stars 1000px NBA All-Star

●今年のライジングスターズに出場する新人は層が厚い。今大会に出場する11人の新人が平均10.0得点以上を記録。これは2008-09シーズン以降初のことだ。

●NBAの国際化は進み、ワールドチームの10選手中9選手の出身国が異なる(ワールドチームにはカナダ出身が2名)。

●76ersのベン・シモンズとユタ・ジャズのドノバン・ミッチェルは、今季それぞれのカンファレンスで月間最優秀新人賞を2回受賞している。シモンズはルーキーとして1979-80シーズンのマジック・ジョンソン以来となる成績を記録。ミッチェルが今の状態を維持すれば、球団史上初チームの得点王となる新人が誕生する。両選手とも、チームのプレイオフ進出に向け貢献中。

●イースト首位を走るセルティックスのジェイレン・ブラウンとジェイソン・テイタムは、開幕戦から先発出場を続けている。21歳のブラウンは、チーム内で2位の得点力を誇り、万能性の高いウィングディフェンダーとしても活躍。3月3日(同4日)に20歳の誕生日を迎えるテイタムは、新人王有力候補の1人。

●シカゴ・ブルズのクリス・ダン、ロサンゼルス・レイカーズのブランドン・イングラム、デンバー・ナゲッツのジャマール・マレーは。それぞれ2年目に飛躍。マレーは2017年のライジングスターズで36得点、11アシストを記録し、大会MVPに選出された。

Taco Bell スキルズチャレンジ

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●3年連続で4人のビッグマンが参加する。

●ビッグマンが出場するようになって以来、2年続けてセンターの選手が優勝。2016年はカール・アンソニー・タウンズ、2017年はクリスタプス・ポルジンギスがそれぞれ優勝した。ポルジンギスはディフェンディング王者として出場する予定だったが、ひざの怪我で欠場。

●ロサンゼルス・クリッパーズのルー・ウィリアムズの活躍は、今シーズンの大きな話題のひとつ。キャリア13年目を誇る有能なシックスマンのウィリアムズは、得点とアシストでキャリアハイを記録。今季は週間最優秀選手にも2回選出されており、オールスター選出の可能性もあった。。クリッパーズがプレイオフ戦線に残れているのも、ウィリアムズの活躍が大きく影響している。先日クリッパーズとの延長契約にサイン。

●ネッツのスペンサー・ディンウィディも今年の明るいニュースのひとつ。わずか1年前にはブルズから解雇されGリーグでプレイしていた。2014年ドラフト全体38位で指名されたディンウ
ィディは、ネッツを代表し、地元ロサンゼルスでのオールスターウィークエンドに参加する。

JBL 3ポイントコンテスト

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●昨年の覇者ロケッツのエリック・ゴードンと、2016年の覇者であるウォリアーズのクレイ・トンプソンが出場。

●トンプソンの3Pコンテスト出場は、オールスターゲームと同様に4年連続。今シーズンは、キャリア7年目にして自身最高のフィールドゴール成功率を記録しています。NBA史上、5シーズン続けて年間200本以上の3Pを決めているのは、トンプソンとステフィン・カリーのみ。

●苦労の末にようやくウェイン・エリントンが出場。2009年にリーグ入りしたエリントンにとってヒートは7チーム目。今シーズンは平均出場分数、平均得点、3P成功数で自己最多を記録。父親が殺害された後で銃犯罪撲滅を提唱する活動を始め、数年前にJ・ウォルター・ケネディ市民賞を受賞した。

●トバイアス・ハリスは、ブレイク・グリフィンとのトレードでデトロイト・ピストンズからクリッパーズに加入。トレード前はピストンズで好調を維持していた。過去にNBAケアーズ・コミュ二ティ・アシスト賞を複数回受賞。

●今年は3ポイントコンテスト史上に残る瞬間から30周年にあたる。30年前の大会では、ラリー・バードが最後のショットを決めれば優勝という状況で、ショットが決まる前に成功を確信し、天井を指差しながら見事に3連覇を達成した。

Verizon スラムダンク

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●オールスターゲームにも出場するペイサーズのビクター・オラディポは、2015年の大会で準優勝。キャブズのラリー・ナンスJr.、ルーキーのミッチェルとデニス・スミスJr.(ダラス・マーベリックス)の3人は初出場。

●昨年の6月にリーグ史上初めて開催されたNBAアウォーズで、ビクター・オラディポはファン投票による2016-17シーズンのダンク・オブ・ザ・イヤーに輝いた。ナンスJr.のダンクも候補に選出された。

●ラリー・ナンスJr.の父は、現役時代3回オールスターに選出されたラリー・ナンスで、1984年に開催された第1回スラムダンクコンテストで優勝した。ナンスはキャブズに7年在籍。息子のナンスJr.は、今年レイカーズからキャブズにトレードされた。

●ドノバン・ミッチェルとデニス・スミスJr.は豊作と言われた昨年のドラフトで指名された選手で、指名順もわずか4つ違い(スミスJr.が全体9位、ミッチェルが13位)。新人1位の平均得点を記録しているミッチェルは、1年目に1試合40得点を2試合で達成したジャズ史上初の新人。スミスJr.は開幕から先発出場が続き、1年目の選手では球団史上1994-95シーズンのジェイソン・キッド以来となるトリプルダブルを達成した。

●マイケル・ジョーダンがドミニク・ウィルキンズとの死闘を制して優勝したシカゴでのダンクコンテストから、今年で30年。同年の大会は、NBA 史上もっとも素晴らいダンクコンテストの1つにあげられている。

[特集]NBAオールスター2018 in ロサンゼルス


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著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ