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ウォリアーズが4勝1敗でキャブズを下し、2年ぶり通算5度目の優勝

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6月12日(日本時間13日)、クリーブランド・キャバリアーズとゴールデンステイト・ウォリアーズによるNBAファイナル2017 第5戦がオラクル・アリーナで行なわれ、ホームのウォリアーズが129-120でキャブズを下し、優勝を果たした。シリーズ戦績を4勝1敗としたウォリアーズは、2015年以来2年ぶり、通算5度目の優勝となった。

39得点、7リバウンドをあげてチームを牽引したケビン・デュラントがファイナルMVPを受賞した。ウォリアーズはそのほか、ステフィン・カリーが34得点、アンドレ・イグダーラが20得点をマークし、勝利に大きく貢献した。

デュラントは「好きなように言えばいいけど、僕がどれほどバスケットボールが好きで、バスケットボールに関してどれほどハードワークしているかは誰も気にしない。外で起きていることについては好きに言えばいいけど、このコートの中で僕は毎日ハードワークしている」と胸を張った。

「僕はハードワークし、自分を信じ、ゲームを信じている。バスケットボールをリスペクトし、愛している。いつかこういうときが来ると分かっていた」。

NBA FInals 2017 Game5 Kevin Durant

NBA Finals 2017 Game5 Andre Iguodala

NBA Finals 2017 Game5 Stephen Curry

カリーは「彼のことがうれしい」と、デュラントの初優勝に喜びを表す。

「これでケビン・デュラントのことをチャンピオンと言わなければいけないよ」。

また、グリーンは「去年は落胆した」と、昨季の雪辱に成功したことを喜んだ。

「(昨季の決勝で)負けた残念賞がKD(デュラント)だったなら、あの負けには感謝するよ。今年、僕らはチャンピオンになれたんだから」。

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33-37とキャブズにリードを許して第1クォーターを終えたウォリアーズは、第2Qにデュラントが13点、イグダーラが8点をあげるなど、チーム合計38得点の猛攻(23失点)を見せて逆転に成功する。前半を71-60と11点リードで折り返すと、後半もたびたびキャブズの追撃を受けながらも、それを上回る攻撃力を発揮し、勝利を掴みとった。

敗れたキャブズは、レブロン・ジェームズがゲーム最多の41得点、13リバウンド、8アシストと圧巻のプレイを披露。そのほか、カイリー・アービングが26得点、JR・スミスが3ポイントショット8本中7本を沈めて25得点をマークした。

第1Qにジェームズとアービングがそれぞれ12得点をあげる活躍でリードを奪ったキャブズは、第2Qに入ってウォリアーズの攻撃を止められず逆転を許す。だが、続く第3Qにはアービングが10得点、トリスタン・トンプソンが7得点、スミスが3Pを2本中2本沈めるなどして点差を縮め、第4Q序盤には3点差(95-98)まで詰め寄った。

NBA Finals 2017 Game5 LeBron James

NBA Finals 2017 Game5 J.R. Smith

NBA Finals 2017 Game5 Kyrie Irving

それでもウォリアーズのデュラント(第4Q11点)、カリー(同9点)、イグダーラ(同7点)らの波状攻撃によって徐々に点差を広げられ、残り3分あまりで14点差(110-124)とリズムを引き寄せられず。ジェームズは第4Qだけで14得点と必死の抵抗を試みたものの、ウォリアーズの背中を捉えるには至らなかった。

シリーズ平均でトリプルダブル(平均33.6点、12.0リバウンド、10.0アシスト)を記録したジェームズは、「すべての試合でコートではすべてを尽くしてきた」と誇りを強調した。

3年連続同一カードとなった史上初のNBAファイナルは、2年前の王者ウォリアーズが昨季の王者キャブズに借りを返す形で幕を閉じた。ウォリアーズは今季のポストシーズンで16勝1敗、勝率94.1%を記録した。

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[特集]NBAファイナル2017


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ