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キャブズが第4戦に快勝し、今ファイナル初勝利

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6月9日(日本時間10日)、NBAファイナル2017 ゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズの第4戦がクイックン・ローンズ・アリーナで行なわれ、キャブズが137-116で快勝、シリーズ初勝利を収めた。

ここまで3連敗とあとのない状況に追い込まれていたキャブズだったが、この日は序盤から得点を重ね、第1クォーターだけで49得点の爆発(単一クォーターの得点としてはNBAファイナル史上最多)。前半終了までに86得点、試合全体で24本の3ポイントショットを成功(ともにファイナル記録)させるなど、終始主導権を握り続ける盤石の試合運びで、今プレイオフ負けなしの15連勝中だったウォリアーズに一矢報いた。

カイリー・アービングがゲーム最多の40得点とチームを牽引したキャブズは、そのほかレブロン・ジェームズがマジック・ジョンソン(通算8回)を抜いてファイナル史上最多となる通算9回目のトリプルダブル(31得点、11アシスト、10リバウンド)を達成。また、ケビン・ラブも3P8本中6本を沈めて23得点、JR・スミスも3P9本中5本を決めて15得点と二大エースを援護射撃した。

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ジェームズは試合後「自分たちには王者のDNAが備わっている」と語っている。

「それを今夜の試合で示した。冷静さを保てた。ボールを共有し、動かし、ディフェンスでもフィジカルを生かせた。それでも、まだ1試合でしかやれていない」。

キャブズのチームメイトの中には、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、クイックン・ローンズ・アリーナで優勝の瞬間を味わいたいと話したことに腹を立てていた者もいたという。だがジェームズは「自分は彼のコメントを聞いていないけれど、ウォリアーズはうちのロッカールームでシャンパンファイトしたかったらしいね。チームメイトたちには、『試合中の瞬間を生きること以外に気にする必要なんてない』と伝えた」と話した。

プレイオフ開幕からファイナル第3戦まで、破竹の15連勝(NBAプレイオフ記録)を飾っていたウォリアーズは、ケビン・デュラントが35得点をあげるも、ステフィン・カリーが10アシストをマークしながら、フィールドゴール13本中4本成功、3P9本中2本成功の14得点とスコアを伸ばせず。チーム全体の3Pも成功率28.2%(39本中11本成功)と精彩を欠き、“完全優勝”を逃した。

ウォリアーズの3勝1敗で迎える第5戦は、12日(同13日)にウォリアーズの本拠地オラクル・アリーナで行なわれる。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ