1月25日(日本時間26日)、NBA新記録の開幕24連勝を達成し、今季のNBAを引っ張るディフェンディング王者ゴールデンステイト・ウォリアーズと、開幕ホーム24連勝、そして現在13連勝中のサンアントニオ・スパーズの今季初対戦が実現する。
両チーム共に絶好調を維持しているが、ウォリアーズには心強い味方が待望の現場復帰を果たした。昨夏に受けた腰の手術後の影響により、長期間リハビリを続けていたスティーブ・カー・ヘッドコーチが、ようやくベンチから指揮を執れるようになったのだ。
22日(同23日)にホームのオラクル・アリーナで行なわれたインディアナ・ペイサーズ戦で復帰したカーHCの前で、ウォリアーズは122-110で勝利を収めている。この試合でステフィン・カリーは、今季2度目のトリプルダブル(39得点、10リバウンド、12アシスト)の大活躍を見せた。
相手のミスに乗じ、速いペースで試合を進めるスタイルが持ち味のウォリアーズに対し、スパーズは攻守で相手のペースをスローダウンさせ、高い確率でプレイを決めるスタイルを進化させている。
両チーム共にフィールドゴール成功率、被FG成功率、3ポイントシュート成功率、被3P成功率、アシストでリーグトップ3に入る数字を残しているだけに、スタッツの面から見ても、今季最も注目される1試合と言えるだろう。
1995-96シーズンのシカゴ・ブルズが達成した年間72勝(10敗)のNBA記録をウォリアーズが更新するのでは、という期待が高まる中、スパーズも年間70勝に到達するという意見もある。
カワイ・レナードがチームのベストプレイヤーに成長しただけではなく、ティム・ダンカン、マヌ・ジノビリ、トニー・パーカーのベテランが効果的なプレイを続け、昨オフに加入したラマーカス・オルドリッジもチームに順応し、1年目からセカンドオプションとしての立場を確立させた。
ダンカンは右ひざ痛で明日のウォリアーズ戦を欠場することがチームから発表されたが、スパーズはウォリアーズと同様に選手層が厚く、先発級のセカンドユニットを擁している。それだけに、明日の対戦では、ベンチ選手の活躍が勝敗を左右するかもしれない。
昨季レギュラーシーズン戦を含め、NBA史上4チーム目となるホーム38連勝中のウォリアーズが地の利を生かし、最大のライバルから勝利を収めるのか。それとも、スパーズが今季初めてオラクル・アリーナでウォリアーズに土をつけるのか。
リーグトップ2の今季初対戦は、優勝争いを占う一戦になりそうだ。