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リオ五輪準々決勝プレビュー:オーストラリア対リトアニア

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試合開始: 8月17日 11:00(日本時間17日 23:00)

リオデジャネイロ・オリンピック男子バスケットボール予選ラウンドを4勝1敗で終え、グループAを2位で通過したオーストラリア代表が、8月17日に行なわれる準々決勝で、グループBを3位で通過したリトアニア代表と対戦する。

大会前の時点では、2016年NBAファイナルでひざを負傷したアンドリュー・ボーガットの出場が不透明だった豪州だったが、ボーガットは本大会開催までに間に合い、フランスとの予選初戦で18得点をあげ、87-66での勝利に貢献した。オーストラリアの勢いは止まらず、アメリカ戦を除き4勝を収めた。

豪州のオフェンスを支えているのは、パティ・ミルズだ。予選ラウンドでの5試合で平均20.5得点の活躍を見せ、チームを牽引している。ミルズを中心とする豪州のオフェンスは好調で、1試合平均88.8得点は、アメリカに次いで2位の数字だ。

その豪州と対戦するリトアニアは、2008年の北京五輪以来となる準決勝進出を目標に掲げている。マンタス・カルニエティス(今大会得点ランキング5位)、トロント・ラプターズのヨナス・バランチュナスが引っ張るリトアニアは、4年前のロンドン五輪で同国史上初めて五輪での準決勝進出を逃して8位に終わった屈辱を晴らすため、闘志を燃やしている。

だが、今大会のリトアニアは攻守両面で安定感の無さが目立っている。予選5試合での平均得点(78.4)、平均失点(85.6)は、準々決勝に進出した8チーム中最下位の数字だ。目に見えてレベルアップしている豪州に勝利し、2大会連続ベスト8での敗退を避けるには、ディフェンスでのステップアップが求められる。

原文:Men’s Olympic Basketball Quarterfinals: What To Watch For by Jack Maloney/NBA International(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ