10月6日(日本時間5日)にウェルズ・ファーゴ・センターで行なわれたワシントン・ウィザーズ対フィラデルフィア・76ersのプレシーズンゲームは、ダブルオーバータイムまでもつれる接戦の末、ウィザーズが125-119で勝利を収めた。
ウィザーズは32分出場のケリー・ウーブレイJr.が、ゲームハイの24得点をあげて得点面でチームを牽引しただけでなく、最終盤に試合を決定づけるジャンパーを連続で決めるなど、着実な成長の兆しを見せた。
また、マーチン・ゴータットがフィールドゴール13本中8本成功という高確率のシューティングを披露して順調な仕上がりを見せたほか、ニューカマーのシューティングガード、シェルドン・マクレランが20得点の活躍で勝利に貢献した。一方、オフシーズンに大型延長契約を結んだブラッドリー・ビールはFG12本中わずか3本成功の9得点に終わった。
20得点をマークしたマイアミ大出身のドラフト外新人シェルドン・マクレラン(シューティングガード)
敗れた76ersはリショーン・ホームズの20得点、12リバウンド(ともにチーム最多)の活躍などで終盤まで粘りを見せたものの、一歩及ばなかった。
76ersは開幕を前にして主力に怪我人が続出し、早くも苦しい戦いを強いられている。今日の試合ではジャリル・オカフォー(ひざ)、ナーレンズ・ノエル(股関節)が欠場している。
また、2日前のボストン・セルティックス戦でついにNBAデビューを飾ったジョエル・エンビードも12分の出場時間制限を課され、全開とはいかなかった。一方で、同じくセルティックス戦でNBAデビューを飾ったクロアチア出身のパワーフォワード、ダリオ・サリッチは、FG成功率71.4%、13得点と実力の片鱗を披露した。