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[プレシーズン注目ゲーム展望]ラプターズ対ウォリアーズ:連覇に向け王者ウォリアーズが始動

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40年ぶりの優勝から4か月――。連覇を狙う王者ゴールデンステイト・ウォリアーズが、10月5日(日本時間6日)にトロント・ラプターズとのプレシーズンゲーム初戦を迎える。

オフにドレイモンド・グリーンが延長契約を結んだことにより、昨季のシーズンMVP受賞者ステファン・カリー、“スプラッシュブラザーズ”の相棒クレイ・トンプソン、ファイナルMVPのアンドレ・イグダーラら、ほぼ去年と変わらない陣容で今季に臨む環境を手にした。

毎シーズン競争力が高まるウェスタン・カンファレンスを2年続けて勝ち上がるのは至難の業ではある。

それでも、ロスターの大半が若く、まだ全盛期に到達していない選手も少なくないウォリアーズは、今後数年内に複数回の優勝が狙えるだけの戦力を有している。

今オフ最大の目玉は、なんといっても歴代3位のアシスト数を誇り、NBA史上10人しか達成していない2年連続でシーズンMVPを受賞したスティーブ・ナッシュが、選手育成コンサルタントとして入閣したことだろう。月に数日のペースで指導にあたるとのことだが、司令塔であるカリーのさらなるレベルアップが期待できるほか、彼がキャリア19年で培った経験や心構えは若手にとって大きな財産になる。

ウォリアーズよりも1日早くプレシーズンをスタートさせたラプターズは、4日(同5日)にロサンゼルス・クリッパーズと対戦し、93-73で快勝。チーム最高の26得点を記録したカイル・ロウリーは、オフ中に食事内容を見直し、ハードなトレーニングを積んだこともあって肉体改造に成功した。

昨季の対戦は、ウォリアーズの2勝0敗。完成度の高さで勝るウォリアーズに、デマーレ・キャロル、ルイス・スコラ、ビスマック・ビヨンボらが加わったラプターズがどう立ち向かうか、注目だ。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ