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[プレシーズン展望]大型新人ジャリル・オカフォーがついに実戦デビュー

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10月6日(日本時間7日)に行なわれる7試合のプレシーズンゲームの注目ポイントを解説する。


ボストン・セルティックス対オリンピア・ミラノ

2015-16 NBAグローバルゲームズの初戦。NBA最多の17度の優勝を誇るボストン・セルティックスと、イタリアリーグで26度の栄冠に輝いているオリンピア・ミラノが対戦する。セルティックスはミラノ戦後、8日にスペインのマドリードで、ユーロリーグ優勝9回、スペインリーグ優勝32回の名門レアル・マドリーと対戦する。


フィラデルフィア・76ers対ワシントン・ウィザーズ

2015年のドラフト3位指名を受けたジャリル・オカフォーが、いよいよ実戦デビューを果たす。デューク大出身のオカフォーは、サマーリーグ5試合に出場し平均15.8得点、8.4リバウド、1.4アシストを記録するなど、前評判に違わぬプレーを見せた。先発起用される可能性が高く、経験豊富なマーチン・ゴータットとのマッチアップで実力を発揮できるか、要注目だ。


インディアナ・ペイサーズ対デトロイト・ピストンズ

レジー・ジャクソン、アンドレ・ドラモンド、ケンテイビアス・カルドウェル・ポープら中心とするチーム作りに成功したピストンズは、今季イースタン・カンファレンスのプレーオフ争いに絡む存在として注目を集めている。ペイサーズは今季からスモールラインナップによるアップテンポなスタイルを導入しようとしているものの、同システムでパワーフォワードとしても起用されるポール・ジョージは、「自分に合っているかわからない」と語るなど、早くも疑問を投げかけている。


ミルウォーキー・バックス対シカゴ・ブルズ

フレッド・ホイバーグHCが初陣で新チームの方向性を示せるかに注目。左眼窩の骨折で出遅れたデリック・ローズは欠場する予定だ。ジェイソン・キッドHC体制となって2年目のバックスは、マイケル・カーター・ウィリアムズ、ヤニス・アデトクンボ、オフにピストンズから加入したグレッグ・モンローら優れた若手が中心のチームになった。


ヒューストン・ロケッツ対メンフィス・グリズリーズ

昨季のシーズンMVP投票2位に入ったジェイムズ・ハーデン、ドワイト・ハワードを軸とするチームに、今季からポイントガードのタイ・ローソンが加入。ローソンがプレーメーカーとして機能し、ハーデンの負担を減らせるかどうかに注目だ。オフにマーク・ガソルが延長契約を結び、昨季とほぼ同等の戦力を保持することに成功したグリズリーズは、リーグ屈指のディフェンダーであるマット・バーンズが加わり、堅固な守備は健在だ。


デンバー・ナゲッツ対ダラス・マーベリックス

即戦力新人の呼び声高いエマニュエル・ムディエイのパフォーマンスに期待がかかる。オフにはモンテ・エリス(ペイサーズ)、ラジョン・ロンド(サクラメント・キングス)、タイソン・チャンドラー(フェニックス・サンズ)が退団し、地元テキサス出身のデロン・ウィリアムズが加入。再起の地に地元を選んだウィリアムズと、16年目のダーク・ノビツキーの連携に注目が集まる。


ユタ・ジャズ対ロサンゼルス・レイカーズ

ハワイで行なわれる同試合の最大の注目ポイントは、右肩の手術から完全復活を目指すコービー・ブライアントのプレーだろう。ジャズとのプレシーズン初戦では12分の出場でフィールドゴール5本中1本の5得点に終わったが、2戦目となるこの試合で本来のリズムを取り戻せるだろうか?

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ