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フィル・ジャクソンはドラフト1位指名権を獲得してロンゾ・ボールの指名を希望していた!?

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ニューヨーク・ニックスの前球団社長フィル・ジャクソンが、今年のドラフト前にクリスタプス・ポルジンギスとのトレードでボストン・セルティックスからドラフト全体1位指名権を獲得し、ロンゾ・ボールを指名するプランがあったと伝えられた。

ドラフト前の時点では、ロサンゼルス・レイカーズはフランク・ニリキナとデニス・スミスの指名も検討していた。つまり、レイカーズはチームの舵を取れる選手を欲していたというわけだが、それでもボールの指名を見送る可能性はなかった。

NBAベテラン解説者のピーター・ベクシーは、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)出身のボールを獲得しようとしたニックスのプランはジャクソンにとって最後のあがきだったと、『HoopsHype』のポッドキャスト番組内で語った。

ベクシーは「フィルはポルジンギスとの交換でボストンからドラフト全体1位指名権を取ろうと考えていた。それが実現していたら、ボールを指名していたかもしれない」と話している。

「彼は、そういう腹積もりだった」。

しかし、仮にそれを実現できていたとしても、その後のプランは? ポルジンギスを放出してボールを獲得できていたとして、カーメロ・アンソニーと若手数人との交換トレードを実行、またはアンソニーの契約をバイアウトして浮いた金銭で低コストのフリーエージェント選手と契約していたのだろうか?

それはわからないが、確かなのは、プランがあったようには見えなかったものの、ジャクソンが何らかの考えを持っていた、ということだけだ。

ポルジンギスとの交換でセルティックスから全体1位指名権を獲得するトレードは実現しなかった。それでも、この話は『もし実現していたら?』と考えさせられる類のものだ。

結果的にボールは全体2位でレイカーズから指名され、ニックスは同8位でニリキナを指名した。

原文:Phil Jackson reportedly wanted to get Lonzo Ball by trading Kristaps Porzingis by Thomas Lott/Sporting News(抄訳)


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