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ポール・ピアース、19年の現役生活にピリオド

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ポール・ピアースのNBAキャリアは、4月30日(日本時間5月1日)にステイプルズ・センターで行なわれたユタ・ジャズとのNBAプレイオフ2017 ウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンド第7戦の試合終了を告げるブザーと同時に終わりを迎えた。

39歳のピアースは、現役19年間のラストゲームでベンチから21分出場し、6得点、3リバウンドを記録。試合後ソーシャルメディア上では、“The Truth”の愛称でファンから愛されるピアースの引退を惜しむ声が数多く見られた。

NBAはツイッターアカウントを通じて、91-104で敗れたジャズとの第7戦後にドック・リバース・ヘッドコーチと抱き合ってからコートを後にするピアースの動画を投稿した。

また、『The Players’ Tribune』では、ともに2008年のボストン・セルティックス優勝に貢献した盟友ケビン・ガーネット、2008年と2010年のNBAファイナルで対戦したロサンゼルス・レイカーズの象徴だったコービー・ブライアントらが特別メッセージ動画でピアースのキャリアを称えた。

これまでピアースとしのぎを削ってきたドウェイン・ウェイドやコービー・ブライアントといってライバルたちも、ピアースの引退を労う言葉をツイッターに投稿している。

2月5日(同6日)に現役最後となるTDガーデンでのセルティックス戦に出場した際には、ピアースは15年を過ごしたボストンへの感謝の気持ちを示した。この試合の終盤、セルティックスファンの大きな歓声に後押しされてコートに立つ機会を与えられたピアースが3ポイントショットを見事に成功させると、ボストンのファンはスタンディングオベーションでかつてのエースを称賛している。

19年のキャリアでセルティックス、ブルックリン・ネッツ、ワシントン・ウィザーズ、クリッパーズに所属したピアースは、通算1343試合(先発1285試合)に出場し、平均19.7得点、5.6リバウンド、3.5アシスト、1.3スティール、フィールドゴール成功率44.5%、3P成功率36.8%という成績を残し、コートを去った。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ