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ポール・ピアース、セルティックスと契約して現役引退

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ボストン・セルティックスは7月17日(日本時間18日)、ポール・ピアースと契約したことを発表した。これにより、NBAで19年のキャリアを誇るピアースは、15シーズンを過ごしたセルティックスの一員として現役にピリオドを打つことが可能となった。

ピアースは「自分がセルティックスの一員だと再び言うことができるこの機会をいただけて、光栄に思っている」と喜びを表している。

「この球団と街は僕を一員にしてくれた。これ以外の引退の仕方は想像できなかったよ。僕は生涯セルティックだ」。

1998年のドラフトでセルティックスに全体10位指名されたピアースは、1998年から2013年までセルティックスでプレイ。15シーズン在籍は、ジョン・ハブリチェック(16シーズン在籍)に続く球団史上2位となる。通算1102試合に出場(先発1099試合)、平均36.6分間のプレイで21.8得点(フィールドゴール成功率44.7%、3ポイントショット成功率37.0%、フリースロー成功率80.6%)、6.0リバウンド、3.9アシスト、1.44スティールを記録した。

3P成功数(1823)、FT成功数(6434)、スティール数(1583)では球団最多、得点数(2万4021)で歴代2位の数字をマーク。出場試合数と通算出場時間(4万360分)、FG成功数(7882)は歴代3位、ブロック数(668)は4位、アシスト数(4305)は5位、リバウンド数(6651)は7位だった。

Paul Pierce Celtics

在籍15シーズンのうち、チームがプレイオフに進んだのは10シーズン。ピアースは球団歴代7位となるポストシーズンの136試合に出場し、平均39.8分間のプレイで20.9得点(FG成功率41.9%、3P成功率33.9%、FT成功率83.4%)、6.4リバウンド、4.0アシスト、1.32スティールを記録した。プレイオフにおける得点数(2843)は球団歴代5位。

2008年のロサンゼルス・レイカーズとのNBAファイナルでは、第1戦で22得点、第2戦で28得点を記録して勝利に貢献。第5戦では38得点をマークした。平均38.8分間のプレイで21.8得点(FG成功率43.2%、3P成功率39.3%、FT成功率83.0%)、4.5リバウンド、6.3アシスト、1.08スティールを記録し、1986年以来となる球団通算17回目の優勝に尽力し、ファイナルMVPに選ばれている。初のファイナルでMVPに選出されたのは、球団史上3人目だった。

セルティックスのほか、ブルックリン・ネッツ、ワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・クリッパーズでもプレイしたピアースは、通算1343試合出場(先発1285試合)で平均34.2分間プレイし、19.7得点(FG成功率44.5%、3P成功率36.8%、FT成功率80.6%)、5.6リバウンド、3.5アシスト、1.31スティールをマーク。現在のNBAで唯一となる2万5000得点、7000リバウンド、4500アシスト以上を記録し、ラストシーズンとなった2016-17シーズンを終えた。

Photo by Celtics.com

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ