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チームの姿勢に苦言を呈すポール・ジョージ「勝利に対するプライドが感じられない」

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インディアナ・ペイサーズのポール・ジョージは、3月28日(日本時間29日)にバンカーズライフ・フィールドハウスで行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズ戦で全力を尽くした。試合を通じ37得点、7リバウンド、4スティールを記録したものの、ウルブズを下すには不十分だった。

敢えて言う。決して強豪チームではないウルブズに敗れたのだ。

ペイサーズは単純にウルブズに負けただけではない。第4クォーター終盤の時点で勝負を決めるには十分なだけのリードを保持していたにもかかわらず、114-115で敗れたのだ。ホームコートというアドバンテージを持っていながら負けたという事実も、試合後ジョージの苛立ちを増幅させた。

ジョージは試合後リポーターに対し「シーズンのこの時期に今日のような試合をしていてはダメ。残り1分をきって4点リード(114-110)していて逆転負けを喫した。しかも、若い選手が中心のチームにね」と語った。

「今日のような試合を諦めているようではダメ。本当に腹の立つ負けだよ」。

ジョージは敗戦という結果に苛立っているだけではなかった。ウルブズ戦後のチームメイトの姿勢についても触れたのだが、ポジティブな表現は皆無で「危機感がない。勝利に対するプライドも感じられない。ロッカールームは十分なだけの怒りに満ちていない」と指摘している。

「プロフェッショナルなアプローチをするべきだ。ホームコートを守らないといけない。ましてや、プレイオフ争いに絡んでいないチームが相手だったのだから。そういうことなんだよ。もっと気概を持たないといけない。悪かった部分を認めて、立ち上がらないといけないんだよ」。

ペイサーズは29日(同30日)に敵地でメンフィス・グリズリーズと対戦する。現在イースタン・カンファレンス7位につけているが、もし負ければプレイオフ争いから一歩後退してしまう。

2018年にフリーエージェントとなるジョージが出身地ロサンゼルスに移籍する可能性を危惧しているペイサーズファンも、エースの発言を聞けば心中穏やかではないだろう。ジョージはFA権を取得後、幼い頃に贔屓チームだったレイカーズに移籍する可能性があると報じられている。

原文:Paul George says Pacers teammates have 'no winning pride' by Jordan Heck/Sporting News


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