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P・ライリーがD・ウェイドの残留を熱望

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6月26日(日本時間27日)、マイアミ・ヒートのパット・ライリー球団社長が、フリーエージェントになる可能性があるドウェイン・ウェイドのチーム残留を熱望していると、ESPN.comが伝えた。

ヒートではウェイドのほか、ルオル・デンとゴーラン・ドラギッチがFAとなり、両選手ともに高額の契約を希望する可能性が高い。ウェイドは、レブロン・ジェイムズ、クリス・ボッシュとのチームを結成した際に減額を受け入れたため、今回は最低限の希望である3年総額4500万ドル(約55億7000万円)という条件は譲らないと見られている。

ライリーは、25日(同26日)に行なわれたドラフト後、「ドウェインにはチームに戻ってもらいたい。彼はチームで12年もプレーしている。我々は、彼と誠実な話し合いを続けている。FAになる機会がある選手には、考える時間を与えるべきだ」と、コメント。

また、今回ウェイドが希望条件を提示することについても、ライリーは、「チームの全関係者が、ここ数年は何かを犠牲にしてきた。優勝するために何かを犠牲にしてきた選手を1人あげるとすれば、それは彼(ウェイド)だ。彼には引退するまでチームでプレーしてもらいたい。そのために必要なことをすべて実行するつもりだ」と、語っている。

しかし、デンとドラギッチを残留させ、来年のオフにFAとなるアンソニー・デイビス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、もしくはケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー)の獲得に動くのであれば、過去に負傷歴の多い33歳のウェイドに高額契約を提示するのは簡単なことではない。

ライリーは現状を悲観せず、ウェイドがキャリア一筋で過ごした球団と街を離れる可能性について、現時点では考えたことがないと言う。全ては交渉が解禁される7月1日(同2日)からということなのだろう。

「(デンを含む)ドウェイン、ゴーランらFA選手からは多くの提示を受けている。現時点で何かを考えたとしても、それは意味がない。私は、全員に戻ってもらいたいと考えている。彼ら全員と契約して、昨季を通じて作り上げたチームを残したい。どうなるかは7月1日にわかる。それまでのことは全て憶測の域を出ない。少し冷静になって、7月1日を待つべきだ」。

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