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ペイサーズ、マジック戦勝利がターニングポイントに?

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インディアナ・ペイサーズはようやく波に乗ってきたかもしれない。新顔やケガ、フランク・ボーゲル・ヘッドコーチからネイト・マクミランHC体制への移行などで、不安定な序盤戦だったペイサーズ。だが、2017年は良いスタートを切った。『Indianapolis Star』のネイト・テイラー記者が伝えている。

これは基準となる試合、ターニングポイントとなる試合かもしれない。ここまで一貫していなかったシーズンにおいて、素晴らしい瞬間だった。1月1日(日本時間2日)のオーランド・マジック戦で117-104と勝利したペイサーズは、17勝18敗となった。

だが、12月4日(同5日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦以降で最も励みとなった点は、その勝ち方にあった。クリッパーズ戦以降、ペイサーズは負傷に苦しみ、自分たちのタフネスを疑問視して、スタメンをいじり、ジャッジに文句をつけていた。しかし、マジック戦では、マクミランHCがスタメンとローテーションを保てば、今後につながるかもしれない一戦だったのだ。

グレン・ロビンソン三世をシューティングガードのスターターとし、モンテ・エリスをベンチに置いたことで、ペイサーズは2試合連続で攻撃にバランスを見せることができた。アル・ジェファーソンだけのプレイではなく、ボールを見事に動かしたのだ。ケビン・セラファンを含めたマクミランHCの新たな10名のローテーションで、ペイサーズはテンポをコントロールし、堅い守備を見せた。

ペイサーズのほぼすべての選手が、シーズンにおける大きな連勝の一歩となるかもしれない形を見出すことができたと考えている。

19得点を記録したポール・ジョージは、「僕らはようやく自分たちの武器をすべて使うことができていると思う」と述べた。

「今はみんながそれぞれの役割を心地よく思っているんだ。楽しいよ。個人的にもチームとしても、その楽しさを失っていた。今はまた楽しく感じている。僕らは自分たちがどんなレベルのプレイをしなければいけないかを分かっている」。

チーム最多の23得点、12リバウンドを記録したマイルズ・ターナーも、「うまくいっていることは続けなければ」と、スタメンを変えるべきではないというジョージに賛成している。

「今はこれがうまくいっているのは明らかだ。この流れに乗り続けなければいけない」。

マクミランHCはマジック戦後、「今はこれを続ける」と、少なくとも当面はロビンソンを先発で起用する意向を明かしている。

「グレンは本当に良い仕事をした。守備も向上し続けていると思う。ジョディー・ミークスは本当に守るのが厳しいガードだと思うが、(ロビンソンが)良い仕事をし、彼を追って、攻撃面で苦しめた。グレンには満足しているよ」。

原文:Pacers poised for a run to kick off 2017 by NBA.com(抄訳)​


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ