インディアナ・ペイサーズは5月16日(日本時間17日)、ネイト・マクミランが新HCに就任したと発表した。契約内容は公表されていない。
バスケットボール運営部門代表のラリー・バードは、「今の我々にはネイトが適したコーチだと本当に信じている」と、過去3シーズンにわたってフランク・ボーゲルHCの下でアシスタントコーチを務めていたマクミランへの信頼をあらわにした。
「彼が興味持っていると聞き、連絡して会った。そして、我々が望むところにネイトが我々を導いてくれるという確信を持ったんだ。選手、ヘッドコーチ、アシスタントコーチとしての彼の経験は、我々にとって貴重な財産だよ」。
一方、マクミランは「このチャンスを与えてくれたラリーとハーブ・サイモン、そしてペイサーズに感謝したい。素晴らしいチャンスだ」と喜びを表している。
「私はこの球団に3年いて、どんなことを期待されているかも分かっている。それに見合うためにハードワークするのが楽しみだ。我々には良いチームがあり、良い土台から築いていける。スタートが待ち遠しい」。
51歳のマクミランはノースカロライナ州立大でプレイし、1986年のドラフトでシアトル・スーパーソニックスに全体30位指名されてNBA入り。12年を過ごし、アシストとスティールで球団2位の記録を残した。背番号10は永久欠番。1994年と1995年にNBAのオールディフェンシブチームに選出され、94-95シーズンにリーグトップとなる1試合平均2.96スティールをマークしている。
引退後、マクミランはスーパーソニックスで2年にわたりアシスタントコーチを務め、2000年には暫定コーチにも就任した。2005年まで指揮を執り、その後は2012年3月までポートランド・トレイルブレイザーズを率いた。ブレイザーズでは2008-09シーズン、球団歴代6位となる54勝28敗を記録している。スーパーソニックスとブレイザーズの両チームで通算478勝452敗(勝率51.4%)。
2006年のFIBA世界選手権、08年北京五輪、12年ロンドン五輪では、アメリカ代表のアシスタントコーチとして金メダルを獲得している。
原文: Pacers Name Nate McMillan Head Coach by Pacers.com(抄訳)