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ロケッツが球団売却へ

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ヒューストン・ロケッツのタッド・ブラウンCEOは7月17日(日本時間18日)、オーナーのレスリー・アレクサンダーが球団売却の意思を表明したと発表した。

アレクサンダーは「この24年にわたってロケッツを運営できたのは、大きな喜びであり、名誉だった」とコメントしている。

「街のために優勝し、オールスターやオールNBAに選ばれ、殿堂入りし、球団やファンのためにとても尽力してくれた選手たちやコーチたちを通じ、真の偉大さを目の当たりにすることができたのは、素晴らしい機会だった。ヒューストンは私にとっての家だった。このチームを深く想うファンやパートナー、街の役人や従業員たちは、これからもずっと私の心の特別な場所にある。家族や友人と吟味して決めた。今の選手、コーチ、運営チームは素晴らしい」。

アレクサンダーは1993年7月30日(同31日)にロケッツのオーナーとなり、チームは1993-94シーズンと94-95シーズンで連覇を遂げた。アレクサンダーがオーナーを務めた24シーズンで、ロケッツはNBAで5位となる勝率(56.9%)を記録している。

『AP通信』は、球団売却のスケジュールは組まれておらず、ブラウンCEOが焦らずに適切な買い手を見つけたいと述べたと報じている。

ロケッツの発表を受け、アダム・シルバーNBAコミッショナーは声明で「アレクサンダーは真の競技者であり、常にチームを向上させるための適切な行動を目指していた」とコメントを発表した。

「オーナーになってから、彼は殿堂入りした人々やオールスター選出の選手たち、偉大なるコーチたちを引きつけ、強いマネジメントで素晴らしい文化を築き上げ、2度のNBA優勝と4度のWNBA優勝へと導いた。リーグで幅広く尊敬され、活発で影響のあるオーナーであり、そのビジョンでバスケットボールが世界的に、そして特に中国で発展する助けとなった。さらに、彼の慈善活動は経営同様に力強く、地元の図書館や女性センター、ホームレス宿泊施設などがすべて、彼の寛容さの恩恵を受けた」


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ