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オスカー・ロバートソンがNBA生涯功労賞を受賞へ

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6月15日(日本時間16日)、TurnerとNBAは、6月25日(同26日)に開催される2018 NBAアウォーズで、バスケットボール殿堂入り選手のオスカー・ロバートソンがNBA生涯功労賞を受賞することを発表した。

現役時代オールスターに12回選出されたロバートソンは、1961-62シーズンに史上初めて平均トリプルダブル(得点、リバウンド、アシストで平均二桁以上を記録)を達成した選手となり、通算トリプルダブル達成回数でも歴代1位の181回を記録するなど、“ポジションレス”なガードとして一時代を築いた。

1961年に新人王、1964年にはシーズンMVPにも輝いたロバートソンは、ミルウォーキー・バックス時代の1971年にキャリアで唯一のNBA優勝を果たしている。

プロ入り前のシンシナティ大学時代には、オールアメリカン・ファーストチームに3回選出されたほか、全米大学年間最優秀選手賞を3回受賞した史上初の選手になった。1998年には大学時代の功績がU.S.バスケットボールライター協会に称えられ、同協会が選出する大学年間最優秀選手賞の名称が『オスカー・ロバートソン・トロフィー』に改められた。

ロバートソンは現役時代にNBA選手会の会長を9年(1965-74)務め、オフコートでも選手の地位向上に貢献した。最も有名なのは、NBAドラフトと選手の移籍に関して選手会として独占禁止法違反でNBAを相手取った訴訟で、1976年に和解が成立し、フリーエージェントに関する条項や、ドラフトに関する規定が改定された。通称『オスカー・ロバートソン・ルール』と呼ばれる同和解判決が、プロスポーツ界のパワーバランスを変えたと言われている。

昨年リーグ史上初めて開催された2017 NBAアウォーズでは、現役時代に優勝11回、シーズンMVPを5回受賞した殿堂入り選手のビル・ラッセルが同賞を受賞した。

Photo by NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ