4月23日(日本時間24日)にビビント・スマートホーム・アリーナで行なわれたNBAプレイオフ2018、オクラホマシティ・サンダーとユタ・ジャズによるウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンド第4戦は、ドノバン・ミッチェルが33得点、7リバウンドを記録し、ジャズが113-96で快勝した。
ジャズは第1クォーター終盤で19-26とビハインドを背負い、第2Qもなかなか差を詰められなかった。だが、残り3分45秒にルディ・ゴベアのダンクで同点とすると、ジョー・イングルズの3本連続3ポイントショットなどで逆転し、58-52と6点リードで前半を終える。
後半に入ってもジャズの勢いは止まらず、第2Q終盤から20-3とサンダーを圧倒。67-52と15点差をつけると、一時は21点までリードを広げて3連勝を飾った。
1回戦突破に王手をかけたジャズ(3勝1敗)は、イングルズが20得点、ゴベアが16得点、10リバウンド、リッキー・ルビオが13得点、6リバウンド、8アシスト、デリック・フェイバースが13得点を記録した。
ミッチェルは1986年にカール・マローンがあげた31得点を上回り、新人によるポストシーズン最多得点の球団記録を更新した。プレイオフで新人選手が30得点以上をマークしたのは、2010年のブランドン・ジェニングス以来。また、プレイオフ最初の4試合で合計110得点以上を記録したのは、カリーム・アブドゥル・ジャバー、マイケル・ジョーダンに続く史上3人目の偉業となる。
クイン・スナイダー・ヘッドコーチは「彼はウチで最もダイナミックな攻撃の選手」と称賛。ミッチェルは「そんな記録を作ることができたのは、間違いなく光栄なことだ」と喜んだ。
「本当に名誉だよ。疑いないね。でも、僕らはまだ1試合残している。それに集中しているよ」。
一方、フィールドゴール成功率が39%、3Pが26本中5本成功に終わったサンダー(1勝3敗)は、ポール・ジョージが32得点、ラッセル・ウェストブルックが23得点、14リバウンド、カーメロ・アンソニーが11得点、6リバウンドだった。
第3戦でトリプルダブルを記録したルビオを抑えると話していたウェストブルックだが、前半だけで4ファウル。ルビオはFG12本中4本に終わったが、サンダーの10アシストに迫る8アシストを単独でマークしている。
試合後、ウェストブルックは「僕か彼かの問題じゃない」と、ルビオへの対応について話すことを望まなかった。
「もう終わりにしよう。僕らはもう終わりにしている」。
第5戦は25日(同26日)、オクラホマシティで行なわれる。