3月29日(日本時間30日)にアムウェイ・センターで行なわれたオーランド・マジック戦で、オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックがまたも快挙を成し遂げた。
ウェストブルックは、試合を通じて15本中6本の3ポイントショット成功を含むフィールドゴール40本中21本を決め、57得点、13リバウンド、11アシストを記録し、今季38回目のトリプルダブルを達成。試合はオーバータイムの末にサンダーが114-106で勝利し、プレイオフ進出を決めている。
オスカー・ロバートソンが1961-62シーズンに達成した年間41回のトリプルダブルというNBA記録にまた近づいたウェストブルックは、1968年にウィルト・チェンバレン、今季ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)が記録した53得点でのトリプルダブルを上回り、史上最多得点でのトリプルダブル達成となった。
昨年10月28日(同29日)にホームで行なわれたフェニックス・サンズ戦でも51得点(13リバウンド、10アシスト)でのトリプルダブルを達成しているウェストブルックは、50得点超えでのトリプルダブルを複数回達成した史上4人目の選手となった(その他はジェームズ・ハーデン、チェンバレン、エルジン・ベイラー)。
直近10試合で8勝をあげたサンダー(43勝31敗)だが、マジック戦ではウェストブルックの活躍で延長戦に持ち込んだ。ウェストブルックは、サンダーが10点ビハインド(72-82)で迎えた第4クォーターに19得点を記録。残り7.1秒にウェストブルックが決めた3Pにより102-102の同点に追いつくと、オーバータイムでも7得点、3リバウンド、2アシストをあげ、勝利に貢献した。
サンダーは現在ウェスタン・カンファレンス6位だが、わずか0.5ゲーム差で同5位ロサンゼルス・クリッパーズに迫っている。
原文:Russell Westbrook's latest triple-double sets NBA mark for points by Ron Clements/Sporting News(抄訳)