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ジェームズ・ハーデンがNBA史上初の快挙となる50得点、15アシスト、15リバウンド超えを達成

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ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンが、12月31日(日本時間2017年1月1日)にトヨタ・センターで行なわれたニックス対ロケッツの一戦で、自己最多となる53得点、自己最多タイとなる17アシストに加え、16リバウンドを奪取する怪物的パフォーマンスを見せた。試合は129-122でロケッツがニックスに勝利している。

『Elias Sports』によると、ハーデンが記録した50得点、15アシスト、15リバウンド超えの数字は、NBA史上初のスタッツだという。また、『ESPN』によると1967-68シーズンにウィルト・チェンバレンが記録した53得点、32リバウンド、14アシストのトリプルダブルと並ぶ、NBA史上最多得点でのトリプルダブルだという。ハーデンにとっては、140-116で圧勝したロサンゼルス・クリッパーズ戦(現地12月30日)に続く2試合連続、今季自身8度目、通算17度目のトリプルダブルとなった。50得点超えはキャリア4度目となる。

また、ハーデンはニックス戦で自己最多となる9本(試投16本)の3ポイントショットも成功させた。フィールドゴールは26本中14本成功、フリースローは18本中16本を沈めている。

第3クォーター残り9分17秒、ロケッツはハーデンのアシストパスからトレバー・アリーザがダンクを決めて80-61とし、この日最大となる19点の大量リードを奪った。その後、ニックスが反撃に転じ、第4Q残り10分14秒に96-99と3点差まで詰め寄ると、残り4分17秒時点でも3点差(111-114)とロケッツに食らいついたが、ハーデン、アリーザ、ライアン・アンダーソンらの追加点でロケッツが逃げ切った。

ロケッツはハーデンのほか、アンダーソンが25得点、エリック・ゴードンが15得点、アリーザが14得点、モントレズ・ハレルが13得点を記録。4連勝を含む直近17試合で15勝という好調さを保って2016年最後のゲームを締めくくった。

敗れたニックスはクリスタプス・ポルジンギス(アキレス腱痛)とコートニー・リー(右手首痛)を欠いた上、左ひざを痛めたカーメロ・アンソニーも後半をプレイしなかった(アンソニーは18分50秒のプレイで7得点、3アシスト)。

主力を欠いたニックスは、ブランドン・ジェニングスが今季自己最多となる32得点、7アシスト、5リバウンドをマークしたほか、デリック・ローズが21得点、7アシスト、5リバウンド、ジョアキム・ノアが15得点、16リバウンド、ジャスティン・ホリデーが15得点、4スティール、ミンダウガス・クズミンスカスが14得点をマークした。

ニックスは4連敗(16勝17敗)で11月下旬以来(オクラホマシティ・サンダーに敗れて8勝9敗となった11月28日以来)の借金生活となっている。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ