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ナゲッツ、ディケンベ・ムトンボの背番号55を永久欠番に

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デンバー・ナゲッツのジョシュ・クロンキ社長は9月26日(日本時間27日)、ディケンベ・ムトンボの背番号55を永久欠番とすることを発表した。

2015年9月に殿堂入りしたムトンボの55番は、バイロン・ベック(40)、アレックス・イングリッシュ(2)、ダン・イッセル(44)、デイビッド・トンプソン(33)、そしてダグ・モー元HC(勝利数の432)に続き、ナゲッツで6人目の永久欠番となる。

1991年にナゲッツからドラフト全体4位で指名されたムントボは、1996年まで391試合に出場し、平均12.9得点、12.3リバウンド、3.81ブロックという成績を残した。1992年、95年、96年とオールスターに3回選出。93-94シーズンから3年連続でNBA最多ブロック数をマークしている。94-95シーズンには最優秀守備選手賞も受賞した。ブロック数(1486)、平均リバウンド(12.3)は球団歴代最多。リバウンド数(4811)は同3位、得点数(5054)は同19位となっている。

ムトンボはコートでのプレイだけでなく、人道活動でも大きく貢献。1997年にディケンベ・ムトンボ基金を設立。2007年にはコンゴ民主共和国にビアンバ・マリー・ムトンボ病院を設立した。15年にわたり、アフリカにおける「バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ」(国境なきバスケットボール)のリーダーの一人を務めている。2009年には、元NBAコミッショナーのデイビッド・スターン氏からグローバル・アンバサダーに任命された。

クロンキ社長は「ムトンボはコートの上で長きにわたりオールスター選手として活躍し、スポーツにおける数々の功績にもかかわらず、コート外での慈善活動やグローバル・アンバサダーとしての活動でさらに大きなインパクトを残した」と賛辞を寄せている。

「彼は故郷のアフリカ大陸への注目を集めることに貢献し、自身の病院を通じて命を救っている。開幕戦のハーフタイムに彼の背番号55を永久欠番とすることで、ディケンベをたたえることができるのは、我々の特権だ。ナゲッツファンなら見逃せない夜となる。特別なイベントとディケンベの殿堂入りを記念して、我々の象徴であるレインボー・スカイラインのユニフォームを着るからね」。

ナゲッツは10月29日(同30日)にペプシ・センターで開催されるポートランド・トレイルブレイザーズとのホーム開幕戦のハーフタイムに永久欠番セレモニーを開く。この日のみ、チームはムトンボのルーキーシーズンでナゲッツが使用していた“レインボー・スカイライン”のユニフォームを使用する。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ