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第2戦不発のカリー、デラベドバを恐れず

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現地7日(日)のNBAファイナル第2戦で、クリーブランド・キャバリアーズのマシュー・デラベドバから激しくマークされたゴールデンステイト・ウォリアーズのステファン・カリーは、フィールドゴール23本中5本成功、3ポイントシュート15本中2本成功に抑えられた。デラベドバは「カリー・ストッパー」なのだろうか?

カリーはハーフコートオフェンスで、デラベドバにマークされた際に、フィールドゴールを8本、3Pシュートを5本、それぞれすべて失敗している。キャブズのレブロン・ジェイムズは「すべてはデリーだったね」と、デラベドバの守備を称賛した。

「彼はカリーに体を密着させ続けた。守備面で彼はスペクタクルだったよ」。

一方、カリー本人はデラベドバにやられたのか聞かれると、「彼らがプランどおりに戦い、ああいう守備をしてきたというだけだ」と答え、「もう二度と起こることはないだろう」と続けた。

「普段はないことだよ。説明できることかどうか分からない。ただリズムを保てず、試合を通じて決めることができなかった」。

ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、カリーのシュートタッチに問題はないと強調する。

「プレーオフでのカリーは素晴らしい。ボールが思うように弾まず、ショットが決まらないこともあるさ。誰だってそうだ。私はマイケル・ジョーダンやティム・ダンカンにもそういうことがあったのを見てきた。どの選手も同じだ。誰にでもあることだよ」。

「プレーオフを通じてカリーは見事だった。だからといって、毎試合輝けるわけじゃない。うまくいかない日だったというだけだ。彼をフリーに、オープンになるように努めていく」。

レギュラーシーズンで3Pシュート成功率44.4%を記録したカリーは、プレーオフでも41%を記録している。つまり、ファイナルでは3Pシュート成功率が19%(第1戦は6本中2本成功)だが、ロードでもそれが続くということはないだろう。

自分は「カリー・ストッパー」ではないとしたデラベドバは、チームディフェンスが重要だと強調し、「本当にカリーを止めることは誰にもできないと思う」と相手を称賛した。

「彼は好きなタイミングでかなりのショットを決めることができる。そして、一瞬で波に乗ることもできるんだ」。

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