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NCAAがドラフトエントリーに関する規定を変更

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1月13日(日本時間14日)、年に1度開催される全米大学体育協会(NCAA)総会が行なわれ、アンダークラスマン(大学4年未満の学生選手)のドラフトエントリーに関する規定変更が承認されたと、AP通信が伝えた。

NCAAによれば、2009年に改定された現在の規定では、ドラフトにエントリーしたアンダークラスマンは、学生選手契約書にサインする4月の期限日前日までにエントリーを取り下げるかどうかを決めなければならなかったのに対し、即時有効となる新規定では、ドラフトコンバインに参加後10日以内であれば取り下げが可能になるという。

また新規定では、NBAドラフトへの複数回のエントリー、ドラフトコンバインへの参加、1年に1度NBAチームのトライアウトに参加することも認められるようになる。

今回の規定変更はNCAA、NBA、全米バスケットボールコーチ協会による協議後に提案された。

新規定は、コンバインやトライアウトでの評価を参考にした上でNBAでプレイする実力があるかどうかを判断する時間を学生選手に与えるほか、エントリーした時点で実力が足りていないと判断した学生選手に学位をおさめる道を残すなど、学生選手の将来を配慮する項目が盛り込まれた。

その反面、各大学のヘッドコーチにとっては決して良い規定とは言えないだろう。エントリーした主力選手が翌シーズンもチームに残るかどうか、5月下旬まで確定しないため、チーム編成や新人のリクルートへの影響が懸念されると見られている。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ