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NBA選手協会が引退選手向けの心臓病予防プログラムを準備

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NBA選手協会(NBPA)が、モーゼス・マローンとダリル・ドーキンズが心疾患により急死したことを受け、現役を引退した選手向けの心臓病予防プログラム構築の準備を進めているとESPNが伝えた。

ESPNによれば、NBPAはNBAと協力し、引退した選手向けの心臓検査、必要なヘルスケアを提供する準備を進めているという。

NBPAエグゼクティブディレクターのミシェル・ロバーツは、ESPNの取材に対し、「(プログラム開始の)具体的な日時を伝えられればと思うが、必要な準備が全て整ったことを確認しないといけない。近日中に何らかの発表をしたい」と、語った。

「私とアダム(シルバーNBAコミッショナー)は、今回のことを早急に進める必要があると感じている。行動を実行に移す前に、もう誰も失いたくはない」。

コミッショナーのシルバーは、リーグもNBPAと協力し、財政面でのサポートを約束。NBAと協力関係にある心臓病専門医ネットワークを利用することも提案しているという。

NBPA関係者がESPNに伝えた内容によれば、選手たちは検査を実施するための資金を蓄えておくことに賛成で、来年2月に行なわれる会合で、必要な健康保険にかかるコストなどついて話し合う予定のようだ。

ドーキンズは58歳で、マローンは60歳の若さで亡くなった。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ