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アダム・シルバーNBAコミッショナー「今、日本ではバスケットボールがとても勢いに乗っている」

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NBA x Rakuten Adam Siver

10月10日に楽天クリムゾンハウス(東京都世田谷区)で楽天とNBAの共同記者発表会が開かれ、両者のパートナーシップが発表された。NBAチャイナゲームズが行なわれた中国・上海から日本へ駆けつけたアダム・シルバーNBAコミッショナーは、会見冒頭の挨拶で、今回のパートナーシップについて「この関係は私たちにとってとても特別なもの」と語った。

[動画]NBA・楽天 共同記者発表会

アダム・シルバーNBAコミッショナー

ご出席ありがとうございます。ミッキー(三木谷氏の愛称)、嬉しいお言葉に感謝しています。私が最初にミッキーと出会ったのは、今年の7月にアイダホ州サンバレー市で行なわれたカンファレンスでした。すぐさま意気投合しました。一瞬にして友人になり、出会ってからビジネスに合意するまでの史上最速記録を更新したかもしれません。その件に関しては、この記録的な速さで合意に至るまで尽力してれた私とミッキーの同僚たちに感謝しています。

『フォーブス』誌が楽天を世界で最も革新的な企業のひとつとして選出した理由は、一目瞭然です。先ほどこの本社を見せていただきましたが、まさに最先端でした。自分のオフィスに戻ったらここをモデルに改築したいくらいです。

この関係は私たちにとってとても特別なものです。なぜなら、これはこれまで日本で展開してきたなかで最も包括的な放送になるからです。NBA全試合を、『Rakuten TV』と我々のNBAアプリを通して日本の消費者に提供することができるのです。

楽天がゴールデンステイト・ウォリアーズとパートナーシップを結んだこともとても光栄に思っています。この週末に上海で行なわれた試合を観戦したのですが、そこでウォリアーズは楽天のバッジが前面に付いているユニフォームを披露していました。ゴールデンステイト・ウォリアーズとFCバルセロナという世界屈指のブランドが仲間になったことを喜んでおります。

NBAと日本の歴史はとても長いものです。最初に日本で試合を開催したのは約30年前(1990年)で、最後に開催したのは約15年前(2003年)。実はミッキーはその試合を観戦していました。15年前に観戦した若きミッキーが、今こうして私たちとこういった関係を築くことなど誰が想像できたでしょうか。NBAが日本で試合を開催することの重要性を再確認させてくれました。そしてそれは、この記者会見のあとにミッキーと私が話し合うことのひとつでもあります。2つのNBAチームを日本に呼び、おそらく東京で試合を開催することです。我々はそれを実現することをとても楽しみにしています。

最後に、今、日本ではバスケットボールがとても勢いに乗っていると感じています。新しいリーグにはとても期待しており、アメリカから我々も密に追いかけています。とても素晴らしいスタートを切れていると思います。日本でもたくさんの若い世代がバスケットボールを始めています。そしてミッキーから伝えられたところによると、バスケットボールはソーシャルメディアでとても人気のあるスポーツです。楽天が提供している様々なプラットフォームや、世界的なソーシャルメディアプラットフォームを使って、我々はミッキーと彼のチームとともに、NBA選手の人生、趣味、様々なコート外での活動の情報も提供できるようにしたいと考えています。それもこの関係のエキサイティングな部分でもあります。

ミッキーと、世界で最も革新的な企業のひとつである楽天と関係を築けたことをとても喜んでおり、素晴らしいスタートを切ることができました。

取材:大西玲央 Twitter:  @BullsFiJ|及川卓磨(NBA Japan編集長) Twitter: @oitaku|写真:大橋哲也


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