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NBAが映像判定適用範囲、一部ルールを改定

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NBAは現地16日、映像判定の適用範囲と、一部ルールの改定を発表した。以下の変更点は、同17日のプレシーズンゲームから採用となる。

●映像判定の適用範囲変更点

・審判は、プレー中コート内にいる各チームの選手人数が適性(5人)かどうか定かではない場合、映像判定を使用できる。

・現在はレギュレーションのラスト2分以降、そしてオーバータイム全体で映像判定を実施しているが、今後はレギュレーションのラスト2分、そしてオーバータイムのラスト2分でのみ実施可能となる。

・審判は、ボールがアウト・オブ・バウンズとなった際、どちらのチームのポゼッションでゲームが再開するか確信を持てない場合、またはレギュレーション/オーバータイムの残り2分以降にボールがアウト・オブ・バウンズとなったかを判定する場合に、映像判定が可能となる。以前は、ボールがアウト・オブ・バウンズとなる前に、どちらのチームが最後にボールを触ったかだけを映像で判定できた。

・審判は、試合中に発生したファウルが、フレイグラントファウル(悪質なファウル)かどうか定かではない場合、映像判定を使用できる。以前は、明確にフレイグラントファウルと認識できるものに限りコールされ、映像判定は使用されていなかった。

・審判は、試合中に発生したファウルが、クリアパスファウル(速攻などで相手が確実に得点できる状況での守備側のファウル)かどうか定かではない場合、映像判定を使用できる。以前は、明確にクリアパスファウルと認識できるものに限りコールされ、映像判定は使用されていなかった。

・審判は、ショット成功時にボールを保持していない攻撃側、または守備側の選手間でファウルがあったかを映像判定で確認できる。以前は、攻撃側でボールを保持していない選手に対しファウルがあったかの判定にのみ映像判定が使用された。

●ルール変更点

・プレー中、5名以上の選手がコートに出ていた場合、以下のルールが適用される
1.攻撃側が5名以上コートにいた場合、アンスポーツマンライク・テクニカルファウルがコールされ、違反発覚時にポゼッションを保持していた場合、はく奪される。
2.攻撃側が5名以上コートにいた場合、守備側には、その時点で起こったプレーを許容する、または無効とするかの選択肢が与えられる。以前は、攻撃側が同ルールに違反した場合でも、ポゼッションは、はく奪されなかった。

・タイムアウトコール時に自由に選手交代が可能となる。以前までは、タイムアウト時に特定の選手を交代させられない制限される状況があった。

・今後はショットクロックが残り5秒を切った後にヘルドボール(両チームの選手がボールを掴み、どちらのチームもボールを保持できない状態)が起こっても、ショットクロックは残り5秒に戻されない。

 

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