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審判がNBAファイナル2017 第4戦での判定に関する経緯を説明

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6月9日(日本時間10日)にクイックン・ローンズ・アリーナで行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズによるNBAファイナル2017 第4戦後、試合を裁いた審判のマイク・キャラハンとジョン・ゴブルが、第3クォーター中の判定に関する経緯を『AP通信』のブライアン・マホーニー記者に説明した。

――第3Qの判定に関して説明していただけますか?

キャラハン:ウォリアーズのドレイモンド・グリーンに対しテクニカルファウルが科されたとき、我々はスコアラーテーブルにその旨を伝えました。スコアラーからはグリーンが2回目のテクニカルファウルを受け退場処分になると言われましたが、スコアラーテーブルには2回目ではなく1回目と伝えたのです。

――スティーブ・カー・ヘッドコーチに対するテクニカルファウルについては、どの時点で認識していたのでしょう? ドレイモンドへのテクニカルファウルは、ジョン、あなたが科したものでしたが……

キャラハン:(第3Q残り6分18秒に)ドレイモンド・グリーンにテクニカルファウルを科した時点でわかっていたことです。(2回目というのは)スコアラーテーブルから伝えられた内容でした。

――では、カーHCにテクニカルファウルを科したときは、どのようにスコアラーに伝えたのでしょう?

ゴブル:ルーズボールに対するファウルをドレイモンド・グリーンに科した後、カーHCの振る舞いに気付き、そこでテクニカルファウルを科しました。私は、その時点でスコアラーテーブルにカーHCにテクニカルを科したということを口頭で伝えていたと思っていました。そのときの映像を確認したところ、私はスコアラーテーブルに口頭で伝えていなかったことが判明したのです。カーHCへのテクニカルファウルだったという判定がしっかりとスコアラーテーブルに伝わるよう、より適切な行動を取るべきでした。

――記録係が記録したということを確認する普段の手順はどういうものなのでしょう?

キャラハン:誰にテクニカルファウルが科されたかを伝えます。それが選手の場合は背番号も伝えますが、コーチやトレーナーに対するものならば、口頭で伝える手順を取っています。今回のケースでは、会場のアナウンサーがマイクを通して観客に伝えた内容をよく聞いておくべきでした。我々は、彼のアナウンスを聞いていませんでした。全責任は私にあります。

[特集]NBAファイナル2017


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ