4月19日(日本時間20日)にAT&Tセンターで行なわれたNBAプレイオフ2018、ゴールデンステイト・ウォリアーズとサンアントニオ・スパーズによるウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンド第3戦は、前半終盤から試合をコントロールし始めたウォリアーズが110-97で勝利した。
試合開始から3ポイントショットを14本中わずか1本しか決められなかったものの、前半を20-9の猛攻で終えて52-46で折り返したウォリアーズは、後半から3Pのリズムを掴んで3連勝。シリーズ突破に王手をかけている。
ドレイモンド・グリーンは、プレイオフ開幕からの3連勝について「スランプを脱するには最高のシナリオ」と語った。また、グリーンは試合前日に夫人を亡くしたスパーズのグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチについても触れ「そういう状況を取り巻く空気を読まずに言っているわけではない。自分たちは、バスケットボールに真剣に取り組み、勝ちたいと思っている。でも、人の生き死について言えば、試合は二の次だ。それでも自分たちは今日の試合に勝ちたかった」とも話している。
ウォリアーズ(3勝0敗)は、ケビン・デュラントが26得点、9リバウンド、クレイ・トンプソンが19得点、グリーンが10得点、6リバウンド、7アシストを記録した。
スパーズのトニー・パーカーは「今は試合について考えるのは難しい。個人的には、バスケットボールよりも大切なことがある」と、苦しい胸の内を明かしている。
ポポビッチHCは家族を優先し、第3戦を欠席した。この日はアシスタントコーチのエットーレ・メッシーナが代行を務めた。
3連敗のスパーズ(0勝3敗)は、ラマーカス・オルドリッジが18得点、10リバウンド、パーカーが16得点、パティ・ミルズが14得点だった。