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NBAレジェンドのディケンベ・ムトンボが来日「日本のバスケットボールリーグと今後も協力体制を維持していきたい」

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1991年から2009年まで、デンバー・ナゲッツ、アトランタ・ホークス、フィラデルフィア・76ers、ニュージャージー・ネッツ、ニューヨーク・ニックス、ヒューストン・ロケッツでプレイしたNBAレジェンドのディケンベ・ムトンボが来日した。

スペシャルオリンピックス国際本部グローバルアンバサダーであるムトンボは、Bリーグの大河正明チェアマンと対談し、お互いの社会貢献活動について意見交換を行なった。

スペシャルオリンピックスは、知的障害のある人がスポーツを通して社会に参加することを促進するための活動だ。ムトンボは「知的障害者を排除するのではなく、社会で共に共存することが大切だ」と話した。

「知的障害を理由に迫害することはあってはらない。同じ人間なのだから、お互いが歩み寄って、安全にアットホームに生活できるような環境を作っていきたい」。

ムトンボは現役の頃から慈善活動にとても積極的な人物として知られていた。彼は、今でこそNBA Caresなどのプログラムを通して選手たちが積極的に慈善活動を行なうことが珍しくなくなったが、当時はほんの数人しかそういった活動をしている選手はいなかったと説明した。

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スペシャルオリンピックス国際本部グローバルアンバサダーとして来日したムトンボはBリーグのオフィスを訪れ、大河正明チェアマンと対談した

NBA Caresのグローバルアンバサダーでもあるムトンボは、Bリーグにも『Bリーグ Hope』という同様のプログラムが存在することを喜び、将来的に両プログラムが手を組んで活動する可能性も示唆した。

「2011年に震災の被害を受けた仙台にも訪れている」と、ムトンボは過去の活動を例に挙げている。

「これまでも日本のバスケットボールリーグとは協力してきている。今後もその協力体制を維持していきたい。チェアマンが呼んでくれればいつでも来るよ」。

11月18日には、Bリーグが開催する「スペシャルオリンピックスデー」に参加し、知的障害のある人と知的障害のない人が同時に参加するユニファイドスポーツのデモンストレーションマッチを実施する予定だ。

文:大西玲央 Twitter:  @BullsFiJ
写真:及川卓磨 Twitter: @oitaku


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ