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Dリーグが2016-17シーズンで新ルールを試験導入

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NBAディベロップメントリーグ(以下Dリーグ)は10月25日(日本時間26日)、2016-17シーズンで試験的にルール変更を実施することを発表した。Dリーグでは、NBAで採用を検討している新ルール、機器、技術などを試験導入している。

今季から、過去2シーズン導入していたアドバンスルールに代わり、第4クォーター、またはオーバータイム残り2分から「リセットタイムアウト」が導入される。これは、通常のタイムアウトと同様に無制限で選手交代、オフェンス側のチームがプレイを再開させることは認められるものの、ベンチに下がってヘッドコーチの指示を仰ぐ行為は認められない。もし即座にプレイを再開させない場合は、プレイの遅延行為とみなされる。

また、オフェンス側のチームがオフェンシブリバウンドを取った際には、ショットクロックが24秒から14秒にリセットされてプレイが継続される。ボールがリムに当たり、オフェンス側のチームが最初に触れた場合も、同様の措置が取られる。

映像判定に関するルールも一部変更され、退場処分が下される可能性のある選手同士の小競り合いの判定、もしくは機器の故障など通常のケースに当てはまらない状況を除き、映像判定によりプレイが止まる時間は最長で75秒となる。

2シーズン前から試験導入されている「HCチャレンジ」も継続されることになった。これは、各チームのHCに与えられる権利で、第4Qとオーバータイムで1度だけ審判の判定に異議を唱えることができる。異議を主張できる範囲は、自チームの選手に対するパーソナルファウルの判定、あるいはDリーグの映像判定対象となるプレイの判定に限られており、審判を欺く行為に対する判定への異議は対象外となる。

Dリーグの2016-17シーズンは11月11日(同12日)に過去最多となる22チームで開幕予定で、レギュラーシーズン各チーム50試合の日程で争われる。


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ