NBAオールスターゲーム2018 先発&リザーブ予想: イースタン・カンファレンス編
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NBAオールスターゲーム2018 先発&リザーブ予想: イースタン・カンファレンス編

投票により選出される先発5選手、リザーブ7選手を大胆予想

NBAオールスターゲーム2018の開催までまだ2か月以上あるが、選手たちはそのパフォーマンスにより自らをアピールし続けている。今回のオールスターゲームも、これまでと同様に24名の選手をファン(50%)と現役選手(25%)、バスケットボールメディア(25%)の投票で選出する。

昨年までと大きく異なるのは、イースタン/ウェスタンの各カンファレンスで最多票を獲得した選手がそれぞれのチームのキャプテンとなり、所属カンファレンスに関係なく各選手をドラフト指名してチームを編成していく、という新たな試みの部分だ。

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はたしていったいどの選手が選出されるだろうか? そこで今回は、イーストから先発に選出される5名、NBAのヘッドコーチたちにより選出されるリザーブ7名(ガード2選手、フロントコート3選手、ポジション不問の2選手)の候補を大胆に予想した。


イースタン・カンファレンス先発予想

G カイリー・アービング(セルティックス): ほぼ当確と予想。今季のシーズンMVP候補。

G デマー・デローザン(ラプターズ): 得点を量産し、自己最多となる4.9アシストを記録。

F レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ): 当確。

F ヤニス・アデトクンボ(バックス): 成長を遂げた昨季の勢いそのままにステップアップ。

F クリスタプス・ポルジンギス(ニックス): カーメロ・アンソニーがチームを離脱したこともあり、平均27.0得点、トゥルー・シューティング成功率57.6%と活躍。

ここからはリザーブ候補7選手を予想したい。

John Wall

ジョン・ウォール(ウィザーズ)

ロスターカテゴリー:ガード

プラス面: ウォールはリーグ内でもトップクラスのオールラウンド型ポイントガードで、今季平均20.3得点、9.2アシストを記録している。また、リム周辺でのフィニッシャーとしての評価も高く、優れたミッドレンジシューターでもある。

マイナス面: 今季はペリメーター内でのショットに苦しみ、3ポイントショット成功率も31.7%に落ち込んでいる。ひざのけがにより数週間の離脱も発表されたため、ウィザーズの順位に影響を及ぼす可能性も。

選出される可能性: ポイントガードとしての評価は確固たるものを築いているため、復帰時期が当初の予定より遅れない限りは、今回もオールスターゲームに出場する可能性は高い。

ブラッドリー・ビール(ウィザーズ)

ロスターカテゴリー: ガード

プラス面: 今季平均23.3得点はリーグ12位で、自己最多となる4.5リバウンドを記録している。

マイナス面: 3Pでは本来の力を発揮できていない。プレイの大半をショットに依存するスタイルながら、今季の成功率は38.1%(昨季は40.4%)で、ウィザーズも11勝10敗と苦しんでいる。

選出される可能性: 仮に今季のスタッツが勝敗に影響を与えるものではなく、ウィザーズがイーストのトップ4に挽回できなくとも、ロスターから外れるには惜しいほどのシューターだ。

ビクター・オラディポ(ペイサーズ)

ロスターカテゴリー: ガード

プラス面: 基本的にスコアラーながら、時折プレイメーカーとしても機能するスタイルがペイサーズのオフェンスシステムと合致し、自己最高のシーズンを送っている。3Pも毎シーズン向上させており、今季は自己最高となる43.8%という成功率を残している。

マイナス面: ペイサーズは今季ここまで良い意味で期待を裏切っているものの、遅かれ早かれ勝率5割前後の戦績に落ち着くという予想が大半を占めている。オラディポ自身も、現在はペリメーターショットが好調だが、続かないと言われている。

選出される可能性: 選出されるだけの力はある。現時点ではケンバ・ウォーカーやカイル・ラウリーを凌いでオールスターに選出されるだけのプレイを見せている。だが、今後オールスター候補と呼ばれる選手たちの出来次第では、座席を奪われるかもしれない。

ケンバ・ウォーカー(ホーネッツ)

ロスターカテゴリー:ガード

プラス面: オールスターに初めて選出された昨季とほぼ変わらない成績を残している。今季の平均22.3得点はイースト9位で、リーグ内でも屈指のピック&ロール・プレイヤーとしてその地位を確立している。

マイナス面: 3P成功率がリーグの平均を少し上回っている程度に落ち込んでおり、ホーネッツの調子も上がっていない。今回のオールスター選考レースは、ウォーカーにとって厳しいものになりそうだ。

選出される可能性: 能力は申し分ない。ただ、ウォーカーよりオールスターに相応しいと思われる選手が出てくる可能性もあるため、ロスター最後の枠を争うことになるだろう。それでも投票権を持つHCは私的な評価を変えない傾向があるため、昨季のオールスターに選出されたウォーカーが再び選ばれる可能性はある。

Kyle Lowry

カイル・ラウリー(ラプターズ)

ロスターカテゴリー: ガード

プラス面: チームの新たなオフェンスシステムに順応し、リバウンド(6.3)とアシスト(7.0)で自己最多ペースを維持している。チームの順位もイーストのトップ4ということで、ラウリーはオールスターに選ばれるべきなのだが…。

マイナス面: チームを機能させるため、最大の長所である得点で自己犠牲を払っている。チームの成績が伴っていることは重要だが、選手個人として考えた場合、平均得点の前年比マイナス6点(昨季22.4得点、今季16.7得点)が投票に影響を及ぼすかもしれない。

選出される可能性: 新たな顔ぶれが頭角を現しているため、ラウリーが選出される可能性は低い。

デニス・シュルーダー(ホークス)

ロスターカテゴリー: ガード

プラス面: 1試合平均20得点、7アシストは、通常ならオールスター当確ラインだ。これだけの成績を残して選出されなかった直近のケースは、2008年のバロン・デイビスのみである。今季のシュルーダーは平均19.7得点、6.8アシストを記録しているほか、フィールドゴール成功率(45.1%)とフリースロー成功率(87.3%)でも自己最高の数字を残している。

マイナス面: 今季のホークスはイースト14位と苦しみ、シュルーダーのオールスター選出を後押しできる状態にはない。イーストのロスター争いは、それくらい厳しい。

選出される可能性: 非常に低い。ラウリー、ウォーカー、オラディポより優先されるべき理由は見当たらない。

ジョエル・エンビード(76ers)


ロスターカテゴリー: フォワード

プラス面: 今季は開幕から健康な状態を維持し、欠場した試合はわずかに2試合のみ。平均22.9得点、11.3リバウンド、3.3アシストという成績も素晴らしく、プレイオフ出場圏内にいる76ersを引っ張る存在だ。

マイナス面: あまりないが、強いて言えば低調な3P成功率(25.5%、1試合平均試投数は2.8本)と、ターンオーバー(4.1)くらいだろう。

選出される可能性: このまま76ersがプレイオフ圏内を維持できれば、オールスター選出は間違いない。

アンドレ・ドラモンド(ピストンズ)

ロスターカテゴリー: フォワード

プラス面: NBAキャリアを通じ、試合の大半で全力プレイをしないこと、そしてフリースロー成功率が著しく低いことが、ドラモンドにとっての二大マイナス要素だった。フリースローに関しては、努力が実り劇的に改善され、今季63.0%という成功率を残している。また、リバウンドでもリーグ1位の15.2という数字を残し、ピストンズの状態も良いため、選出される可能性は高い。

マイナス面: 強いて挙げるならば、現代のNBAで求められる能力を持ったセンターではなく、ローポストで生きる伝統的なビッグマンということくらい。このままピストンズが順調に勝ち星を伸ばしていければ、批判も出ないだろう。

選出される可能性: 今季のドラモンドを見る限り、批判できるポイントは極めて少ない。アシストも自己最多となる3.7を記録している。

アル・ホーフォード(セルティックス)

ロスターカテゴリー: フォワード

プラス面: セルティックスが開幕ダッシュに成功した要因はホーフォードの活躍にほかならない。オフェンスを演出し、ディフェンスを引き締める存在で、新聞のトップを飾ることこそ少ないものの、今季平均13.6得点、8.2リバウンド、4.9アシスト、FG成功率53.3%、3P成功率43.1%という成績は、オールスターに相応しい。

マイナス面: 得点とリバウンドで試合を支配するタイプのビッグマンではない。今季20得点を超えたのはわずか4試合で、6試合では一桁台の得点に終わった。また、ダブルダブルを記録した試合も、ここまで4試合にとどまっている。

選出される可能性: 得点こそ低いが、イースト首位を支えている選手の一人だ。セルティックスからはオールスターに2選手は選出されるべきで、アービング以外ではホーフォードが最も道理に適うチョイスだ。

Ben Simmons Joel Embiid

ベン・シモンズ(76ers)

ロスターカテゴリー: フォワード

プラス面: 平均18.7得点、9.5リバウンド、7.2アシスト、FG成功率51.0%という成績が全てを物語っている。100ポゼッションでの平均得点で昨季リーグ最下位だったオフェンス(100.7点)が今季は同19位(104.1点)にまで改善された76ersの中心を担う存在だ。

マイナス面: 『ルーキー』という括りのみ。HCは新人選手への投票をためらう傾向があるが、その理由はNBAレベルに対応する準備が整っていない、もしくは下位チームで好成績を残している、という2つに尽きる。

選出される可能性: シモンズを一般的なルーキーとして扱うのは不適切。選出されないほうがおかしい。

ジェイレン・ブラウン(セルティックス)

ロスターカテゴリー: フォワード

プラス面: このままセルティックスがイースト首位を維持できれば、3選手がオールスターに選出されるべきだろう。攻守両面で貢献し、平均15.6得点、3P成功率41.2%を記録しているブラウンならば、候補として申し分ない。また、リーグ内でも最高のディフェンダーの一人とも言われている。

マイナス面: 個人成績によるインパクトが大きいとは言えない。必ずしもセルティックスの2番手になる選手ではないため、オールスターに選出されるにはさらなる成長が必要だ。

選出される可能性: 将来的なオールスター選出はあるだろうが、その域にはまだ達していない。

ハッサン・ホワイトサイド(ヒート)

ロスターカテゴリー: フォワード

プラス面: 今季平均14.9得点、12.7リバウンドという成績は立派で、ペイント内のディフェンダーとしての評価も高い。

マイナス面: 得点エリアはゴール周辺に限られ、今季から取り組んでいるミッドレンジからのショットは芳しくない。チームの勝率も5割程度なため、選出は難しいだろう。

選出される可能性: 伝統的なセンター枠の相場は各カンファレンスに一枠のみで、今季はドラモンドが相応しい。


総括

予想が難しいのは、HCが初選出となる選手に投票するかどうか。飛ぶ鳥落とす勢いのシモンズに投票するだろうか? オラディポがウォーカー、ラウリーを上回る票数を得られるだろうか? またエンビードは大差をつけて選出されるだろうか? 負傷者が出れば状況も一変するだろうが、現時点での予想は以下の通りだ。

先発

G カイリー・アービング(セルティックス)
G デマー・デローザン(ラプターズ)
F レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ)
F ヤニス・アデトクンボ(バックス)
F クリスタプス・ポルジンギス(ニックス)

リザーブ

G ジョン・ウォール(ウィザーズ)
G ブラッドリー・ビール(ウィザーズ)
F ジョエル・エンビード(76ers)
F アンドレ・ドラモンド(ピストンズ)
F アル・ホーフォード(セルティックス)

ワイルドカード

F ベン・シモンズ(76ers)
G ビクター・オラディポ(ペイサーズ)

原文:NBA All-Star Game 2018: Projecting starters, reserves in competitive Eastern Conference race by Sean Deveney/Sporting News(抄訳)


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