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NBAオールスター2018のリザーブ選手が決定、4名が初選出

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1月23日(日本時間24日)、2月18日(同19日)にロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催されるNBAオールスター2018に出場する東西両カンファレンスのリザーブ選手が発表された。

ウェスタン・カンファレンスからは、昨シーズンのMVPであるオクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックをはじめ、サンアントニオ・スパーズのラマーカス・オルドリッジ、ミネソタ・ティンバーウルブズのジミー・バトラーとカール・アンソニー・タウンズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンとクレイ・トンプソン、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが選出。タウンズはオールスター初選出となった。

グリーンとトンプソンのほかに、スターターとしてステフィン・カリーとケビン・デュラントが選出されているウォリアーズは、リーグ史上初めて2年連続でNBA記録となる4選手がオールスターに選出されるという快挙を達成した。

イースタン・カンファレンスは、ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビール、インディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポ、ニューヨーク・ニックスのクリスタプス・ポルジンギスがオールスター初選出となった。そのほかにボストン・セルティックスのアル・ホーフォード、クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブ、トロント・ラプターズのカイル・ラウリー、ウィザーズのジョン・ウォールが選出された。

67回目となるオールスターゲームは、チーム・レブロン対チーム・ステフィンという図式になり、200か国以上、40言語以上での放送が予定されている。

これまでのカンファレンスによる対決に変わって、各カンファレンスでファン投票1位に輝いたカリーとジェームズがチームキャプテンとなり、スターターとリザーブをドラフトしていくフォーマットが導入された。オールスターロスターは25日(日本時間26日の午前9時)に発表される。

カリーとジェームズは、カンファレンスを考慮せずに指名することができる。各キャプテンが11選手を指名し、12人のチームを構成することとなる。NBAオールスタードラフト2018のルールは下記の通り。

  • 1巡目指名として、両キャプテンが自身を除くスターター8選手を指名する。
  • 2巡目指名として、両キャプテンが14名のリザーブ選手を指名する。
  • 1巡目の第1指名権は、ファン投票全体1位の票数を獲得したジェームズに、2巡目の第1指名権はカリーにそれぞれ与えられる。
  • 全選手が指名されるまで、両キャプテンは交互に希望選手を指名。

スターターは、ファン投票、現役選手投票、メディア投票をもとに選出された。イーストはジェームズ、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、デマー・デローザン(ラプターズ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)、カイリー・アービング(セルティックス)。ウェストはカリー、デマーカス・カズンズ(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、アンソニー・デイビス(ペリカンズ)、ケビン・デュラント(ウォリアーズ)、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)。

リザーブ選手は、NBAのヘッドコーチによる投票で決定された。各コーチは、所属カンファレンスの自チーム以外の選手の中から、ガード2名、フロントコート3名、ポジション不問2名に投票した。 自分のチームの選手には投票ができなかった。

もし選出された選手がオールスターゲームに出場できない場合は、同じカンファレンスからNBAコミッショナーのアダム・シルバーが代わりの選手を選出する。同選手は、欠場選手がドラフトされたチームに加入する。もし欠場選手がスターターだった場合は、チームのヘッドコーチがスターターとなる選手を選ぶことになる。

チーム・レブロンのコーチは、2月4日(同5日)時点でオールスターのヘッドコーチを務める資格を持つイーストの14チームのうち、最高成績チームのヘッドコーチが務める。セルティックスのブラッド・スティーブンズHCは昨年のオールスターゲームでコーチしているため、今年は資格がない。チーム・ステフィンのコーチは、2月4日(同5日)時点でオールスターのヘッドコーチを務める資格を持つウェストの14チームのうち、最高成績チームのヘッドコーチが務める。ウォリアーズのスティーブ・カーHCは昨年のオールスターゲームでコーチしているため、今年は資格がない。

オールスターリザーブ選手に選出された選手の詳細は以下の通り。

イースタン・カンファレンス

  • ブラッドリー・ビール(ウィザーズ、1回目): キャリア6年目のビールは、今シーズン平均23.6得点を記録しており、20得点以上した試合が35回。ビールより多いのはアデトクンボ(40)、ハーデン(37)、ジェームズ(36)、ウェストブルック(36)のみ。
  • アル・ホーフォード(セルティックス、5回目): 31歳のホーフォードは、今シーズン平均13得点以上、7リバウンド以上、5アシスト以上、1ブロック以上を記録している3選手のうちのひとり。ほかのふたりはカズンズとジェームズ。
  • ケビン・ラブ(キャバリアーズ、5回目): ラブ(平均18.6得点、9.4リバウンド)はキャブズの一員としてオールスターゲームに出場するのは初めて。昨年ニューオーリンズで開催されたオールスターに控えとして選ばれていたものの、ひざの怪我で欠場している。
  • カイル・ラウリー(ラプターズ、4回目): キャリア12年目のラウリーは4年連続でオールスターゲームに選出。平均17得点以上、6リバウンド以上、6アシスト以上を記録している3選手のうちのひとり。ほかのふたりはジェームズとウェストブルック。
  • ビクター・オラディポ(ペイサーズ、1回目): キャリア5年目で、ペイサーズでは1年目のオラディポは、得点(24.2)、リバウンド(5.2)、スティール(1.93)、シュート成功率(48.4%)、スリーポイント成功率(40.2%)でキャリア最多の数字を残している。
  • クリスタプス・ポルジンギス(ニックス、1回目):22歳のポルジンギス(平均23.3得点)は、オールスターゲームに出場するニックス選手としては史上2番目の若さとなる。1980年にビル・カートライトがルーキーとしてオールスターゲームに出場しており、ポルジンギスより2週間ほど若かった。
  • ジョン・ウォール(ウィザーズ、5回目): 5年連続でウィザーズの選手としてオールスターゲームに出場するウォールは、エルビン・ヘイズ(8回)に次いでチーム史上2番目に選出が多い選手となった。ウォールは3シーズン連続で平均19得点以上、9アシスト以上を記録している。

ウェスタン・カンファレンス

  • ラマーカス・オルドリッジ(スパーズ、6回目): チーム最多となる平均22.3得点、8.7リバウンドを記録しており、スパーズに来てから3年目にして最も結果を残している。スパーズ選手がオールスターゲームに選出されるのはこれで20年連続となり、継続中の記録としてはNBA最長だ。
  • ジミー・バトラー(ティンバーウルブズ、4回目): 4年連続での出場となるバトラーは、ウルブズ1年目にして平均21.7得点、5.4リバウンド、5.0アシストを記録している。シュート成功率47.6%はキャリア最高。
  • ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ、3回目): 昨シーズンのディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーであるグリーンは3年連続でオールスターに選出。平均11得点以上、7リバウンド以上、7アシスト以上記録しているのはグリーン、ジェームズ、ウェストルブルック、ベン・シモンズ(76ers)のみ。
  • デイミアン・リラード(トレイルブレイザーズ、3回目): 平均25得点以上、6アシスト以上記録している4選手のうちのひとり。ほかはカリー、ハーデン、ジェームズ。
  • クレイ・トンプソン(ウォリアーズ、4回目): 4年連続でオールスターに選出されたトンプソン(平均20.6得点)は、3ポイントショット成功率がリーグトップにしてキャリア最高となる45.3%を記録している。フィールドゴール成功率48.6%とフリースロー成功率88.1%も共にキュリア最高だ。
  • カール・アンソニー・タウンズ(ティンバーウルブズ、1回目): 22歳のタウンズはリーグトップとなる41回のダブルダブルを記録している。タウンズ(平均20.2得点、12.1リバウンド)はバトラーとともにオールスター選出となり、ウルブズ選手が2人選出されるのは2003-04シーズン以来(サム・キャセールとケビン・ガーネット)。
  • ラッセル・ウェストブルック(サンダー、7回目): ウェストブルックは平均24.8得点、9.7リバウンド、そしてリーグトップとなる10.1アシストを記録している。NBAオールスターMVPに2年連続(2015、2016)で選ばれた唯一の選手だ。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ