NBAオールスター2018投票結果:レブロン・ジェームズが全体1位の票数を獲得

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NBA All-Star 2018

1月18日(日本時間19日)、NBAオールスター2018のスターターとキャプテンが発表された。

イースタン・カンファレンスのキャプテンは、ファン投票全体1位(263万8294票)に輝いたレブロン・ジェームズ(フロントコート/クリーブランド・キャバリアーズ)。ウェスタン・カンファレンスのキャプテンは、同カンファレンス首位となる237万9494票を獲得したステフィン・カリー(ガード/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)となった。ジェームズに次ぐ全体2位の票数を獲得したのは、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ(253万211票)。ウォリアーズのケビン・デュラント(223万8406票)はウェストのフロントコート部門最多、ボストン・セルティックスのカイリー・アービング(217万833票)はイーストのガード部門最多の票数を獲得した。

イーストのスターターは、ジェームズのほか、アデトクンボ(フロントコート/バックス)、アービング(ガード/セルティックス)、デマー・デローザン(ガード/トロント・ラプターズ)、ジョエル・エンビード(フロントコート/フィラデルフィア・76ers)。

ウェストのスターターは、カリーのほか、デュラント(フロントコート/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジェームズ・ハーデン(ガード/ヒューストン・ロケッツ)、アンソニー・デイビス、デマーカス・カズンズ(ともにフロントコート/ニューオーリンズ・ペリカンズ)。

投票はファン投票(50%)、選手投票(25%)、メディア投票(25%)の比率で決定された。各キャプテンが最初に指名する4選手は、ジェームズとカリーを除く東西の先発に選出された8選手の中から選ばなければならない。ファン投票全体1位に輝いたジェームズに、第一指名権が与えられる。

オールスター先発に選出された選手の詳細は以下の通り。

イースタン・カンファレンス

●ヤニス・アデトクンボ(バックス、2回目):昨年のオールスターで初選出にして初先発出場を果たしたアデトクンボは、1979年と80年に続けてオールスター先発に選出されたマーケス・ジョンソン以来球団史上初の2年連続オールスター先発出場。

●デマー・デローザン(ラプターズ、4回目):3年連続の選出。ラプターズ史上歴代1位の得点を記録しているデローザンは、昨年に続いて先発に選出された。

●ジョエル・エンビード(76ers、1回目):キャリア2年目にして初選出。76ersの選手でオールスターに先発出場するのは、2006年のアレン・アイバーソン以来初。

●カイリー・アービング(セルティックス、5回目):キャリア7年で5回目のオールスター選出。21歳だった3年目の2014年には、オールスターMVPに輝いた。

●レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ、14回目):過去に4回シーズンMVPを受賞しているジェームズは、14回目のオールスター先発出場で、NBAオールスター史上最多先発出場記録を持つコービー・ブライアント(15回)まであと1回に迫っている。14回目のオールスター選出はマイケル・ジョーダン、カール・マローン、ジェリー・ウェストに並ぶ記録で、ジェームズらよりも多くオールスターに選出された選手は、カリーム・アブドゥル・ジャバー(19回)、ブライアント(18回)、ティム・ダンカン(15回)、ケビン・ガーネット(15回)、シャキール・オニール(15回)しかいない。

ウェスタン・カンファレンス

●デマーカス・カズンズ(ペリカンズ、4回目):昨季まで所属したサクラメント・キングス時代を含め、キャリア4回目の選出。

●ステフィン・カリー(ウォリアーズ、5回目):シーズンMVPを2回受賞しているカリーは、球団史上初となる5年連続のオールスター先発出場。

●アンソニー・デイビス(ペリカンズ、5回目):昨年の大会でオールスターゲーム新記録の52得点を記録。5回目のオールスター選出は、クリス・ポール(現ヒューストン・ロケッツ)を抜いて球団史上最多。ペリカンズから2選手がオールスター先発に選出されたのは、球団史上初のこと。

●ケビン・デュラント(ウォリアーズ、9回目):2012年のオールスターMVPに輝いたデュラントは、9年連続のオールスター選出。

●ジェームズ・ハーデン(ロケッツ、6回):6回のオールスター選出は、いずれもロケッツに移籍後のことで、選出回数ではアキーム・オラジュワン(12回)、ヤオ・ミン(8回)に次いで球団史上3位。

今回のオールスター投票スコアは、以下の通り。昨年に続いてファン投票×2(配分が50%のため)、現役選手投票、メディア投票の順位の数値を合計した数字を4で割り、イースト/ウェストのガード部門、フロントコート部門で最少値を記録した5選手が先発に選出された。ジェームズを例とした場合、ファン投票(1×2)、現役選手投票(2)、メディア投票(1)の数値の合計4を4で割った1.25が同選手のスコアとなる。スコアで同数となった場合は、ファン投票でより多くの票数を集めた選手が上位となる。

イースタン・カンファレンス・フロントコート

順位 選手(所属) ファンランク 選手ランク メディアランク スコア
1 *#レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ) 1 2 1 1.25
2 *ヤニス・アデトクンボ(バックス) 2 1 1 1.5
3 *ジョエル・エンビード(76ers) 3 4 3 3.25
4 クリスタプス・ポルジンギス(ニックス) 4 3 4 3.75
5 ケビン・ラブ(キャバリアーズ) 5 6 7 5.75
6 アル・ホーフォード(セルティックス) 7 8 5 6.75
7 アンドレ・ドラモンド(ピストンズ) 9 5 6 7.25
8 ジェイソン・テイタム(セルティックス) 6 12 8 8.0
9 エネス・カンター(ニックス) 8 9 8 8.25
10 ドワイト・ハワード(ホーネッツ) 10 13 8 10.25

イースタン・カンファレンス・ガード

順位 選手(所属) ファンランク 選手ランク メディアランク スコア
1 *カイリー・アービング(セルティックス) 1 1 1 1.0
2 *デマー・デローザン(ラプターズ) 2 2 2 2.0
3 ビクター・オラディポ(マジック) 4 3 3 3.5
4 ベン・シモンズ(76ers) 3 6 6 4.5
5 ジョン・ウォール(ウィザーズ) 6 4 4 5.0
6 ブラッドリー・ビール(ウィザーズ) 9 5 4 6.75
7 アイザイア・トーマス(キャバリアーズ) 7 9 6 7.25
8 カイル・ラウリー(ラプターズ) 8 7 6 7.25
9 ドウェイン・ウェイド(キャバリアーズ) 5 15 6 7.75
10 エリック・ブレッドソー(バックス) 12 10 6 10

ウェスタン・カンファレンス・フロントコート

順位 選手(所属) ファンランク 選手ランク メディアランク スコア
1 *ケビン・デュラント(ウォリアーズ) 1 1 1 1.0
2 *アンソニー・デイビス(ペリカンズ) 3 2 2 2.5
3 *デマーカス・カズンズ(ペリカンズ) 4 3 4 3.75
4 ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ) 2 7 6 4.25
5 ポール・ジョージ(サンダー) 5 6 7 5.75
6 ラマーカス・オルドリッジ(スパーズ) 8 4 3 5.75
7 カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ) 9 5 4 6.75
8 カワイ・レナード(スパーズ) 6 8 9 7.25
9 カーメロ・アンソニー(サンダー) 7 9 9 8.0
10 カイル・クーズマ(レイカーズ) 10 12 9 10.25

ウェスタン・カンファレンス・ガード

順位 選手(所属) ファンランク 選手ランク メディアランク スコア
1 *#ステフィン・カリー(ウォリアーズ) 1 1 2 1.25
2 *ジェームズ・ハーデン(ロケッツ) 3 2 1 2.25
3 ラッセル・ウェストブルック(サンダー) 4 3 3 3.5
4 マヌ・ジノビリ(スパーズ) 2 8 7 4.75
5 クレイ・トンプソン(ウォリアーズ) 5 9 5 6.0
6 クリス・ポール(ロケッツ) 7 7 5 6.5
7 デイミアン・リラ―ド(ブレイザーズ) 8 4 7 6.75
8 ジミー・バトラー(ウルブズ) 9 6 4 7.0
9 デビン・ブッカー(サンズ) 10 4 7 7.75
10 ロンゾ・ボール(レイカーズ) 6 13 7 8.0

*はオールスター先発 、#はチームキャプテン

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NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ