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『NBA 2K18 ニューヨークシティPRイベント』完全リポート(西尾瑞穂)

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『NBA 2K』シリーズの最新作『NBA 2K18」の発売を間近に控えた8月31日(日本時間9月1日)、世界中のメディアを対象としたNBA 2K18のPRイベント『NBA 2K18 New York City PR Event』が開催されました。

NBA 2K18 PR Event 2

前作NBA 2K17のPRイベントは、サンフランシスコ郊外にある2K Studio本社と同社のモーションキャプチャースタジオに世界中のメディアを招待し、NBA 2Kシリーズの制作を支える最新のテクノロジーをプレゼンテーションする形で行なわれました。今年は大きく趣向を変え、“バスケットボールの街”ニューヨークの街中をバスで移動しながら、NBA 2K18の注目の新要素「ネイバーフッド」を実体験する大掛かりなPRイベントになりました。

ネイバーフッドはNBA 2Kシリーズでは初となるオープンワールド形式になっており、ユーザーは自分の分身である「MyPlayer」を操作して街を自由に歩き回ることができます。街の中には「プレイグラウンド」や「2K ZONE」といったバスケットボールにまつわる様々なアトラクションのほか、シューズやウェアを販売する『Foot Locker』やMyPlayerが着用できる『JBL』のヘッドフォンを販売する『HARMAN』といった実在の店舗も登場します。

今回のPRイベントでは、取材陣がNBA 2K18のラッピングが施された専用バスに乗り込み、ニューヨークの中心地・マンハッタンにあるFoot Lockerの全米旗艦店~NBA選手御用達のバーバーショップ(理髪店)~HARMANのショールームを実際に巡りつつ、各所でイベントを体験するオリエンテーリングのような手法がとられました。

NBA 2K18 PR Event 3

まず最初にバスが到着したFoot Lockerは、みなさんも良くご存知の通り全米チェーンのスポーツ衣料品店で、レアな別注シューズを販売することでも有名です。このFoot Lockerでのイベントでは、バスケットボールとシューズが切っても切り離せない関係であることや、現在ではシューズがバスケットボールの文化の一部になっていることなどが説明されました。もちろんNBA 2K18でもシューズは重要な要素のひとつになっていて、今作ではネイバーフッドにあるFoot Lockerの店舗でNBA認定ブランドのシューズを2000足以上買うことができます。

NBA 2K18 PR Event 4

次に取材陣が訪れたのはバーバーショップ。日本ではヘアサロン(美容室)が一般的ですが、NBA選手は通常バーバーショップを利用しているそうです。彼らはお互いにお気に入りのバーバーショップの情報を共有していて、オフの日に数人のNBA選手が同じ店に偶然居合せることもあるそうです。そのため、バーバーショップはNBA選手の社交場という側面も持っています。 NBA 2K18のネイバーフッドにある店舗でも同様に、バッタリNBAプレイヤーと出会うことがあり、そこで交友を深めることができます。もちろんバーバーショップでMyPlayerの髪型を変えることも可能です。

この日は取材陣も実際に散髪をしたり、店内で待っていたゲストのトバイアス・ハリス(デトロイト・ピストンズ)とビールを飲みながら歓談し、ネイバーフッドの世界観を満喫しました。

NBA 2K18 PR Event 6 Tobias Harris

続いて取材陣が訪れたのはJBLの音響機器を販売するHARMANのショールームです。バスケットボールと音楽とは密接な関係にありますが、特にバスケットボールとヒップホップはファッションも含めた文化的な関係が深く、古くはシャキール・オニールやクリス・ウェバーらのようにラップミュージシャンとしてデビューするNBA選手もいるほどです。この日はラップミュージシャンとしても非常に評価の高いデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)がゲストとして登場し、彼に関するトリビアクイズ大会のプレゼンターとして会場を盛り上げました。

NBA 2K18のネイバーフッドにもHARMANの店舗があり、そこでユーザーのMyPlayerが装着できるJBLのヘッドフォンを購入することができます。

NBA 2K18 PR Event 8

最後にバスは約30台のNBA 2K18試遊機が待つメイン会場に到着。ゲストのリラード、C.J.・マッカラム(ブレイザーズ)、ケンバ・ウォーカー(シャーロット・ホーネッツ)、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)、ダニー・グリーン(サンアントニオ・スパーズ)、ディアンジェロ・ラッセル(ブルックリン・ネッツ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)らも取材陣と共にメインスクリーンに映し出される最新のトレーラー映像に歓声を上げ、その後は参加者全員がNBA 2Kの最新作を時間が許す限りプレイしました。

普段からNBA 2Kシリーズをプレイしているというマッカラムは、「僕は昔からずっとNBA 2Kシリーズをプレイしているので、この新作のリリースを心待ちにしていたよ」と、NBA 2Kシリーズのいちファンとしての熱い想いを語ってくれました。

NBA 2K18 PR Event 9

NBA 2K18 PR Event 19 C.J. McCullum

「ゲーム内で使うチームは特に決めていないけれど、トレイルブレイザーズとスパーズを使うことが多いかな。NBA 2Kシリーズでは僕の顔や体型も完璧に再現されているし、2K Studioの制作チームはいつもとても良い仕事をしていると思うよ。今作の僕のレーティングは86だけど、その評価を受け入れてさらに良いプレイヤーになろうと思っているよ」。

また、混戦が予想される来シーズンのウェスタン・カンファレンスについて聞くと、「来シーズンに限ったことではなく、ウェスタン・カンファレンスは毎シーズン混戦になる。NBA 2K18でも西のチームで勝ち抜くのは大変だと思うよ。でも、他のチームの戦力は問題ではない。大事なのは、どれだけ自分たちのチームを良くするかということだよ」と、NBA 2K18のユーザーに向けたアドバイスをくれました。

NBA 2K18 PR Event 20

会場を訪れたゲストの中ではあまりゲーマーというイメージが無いグリーンに話を聞くと、やはり最近はあまりゲームはやっていないようです。

「若い頃と違って、もう年を取ったから最近はあまりゲームはしていないんだ。でも、このPRイベントで最新のNBA 2K18を見て、若い頃にこんな凄いゲームがあったら絶対に夢中になっていただろうと思ったよ。ゲーム内の僕のレーティングは知らないけれど、良いディフェンダーで良いシューターだったら、それで満足だよ」。

グリーンが所属しているスパーズはリーグ有数の強豪チームとして長年上位をキープしてきましたが、NBA 2K18の「MyGM」や「MyLEAGUE」でも常勝チームを作るコツはあるのでしょうか?

「スパーズはグレッグ・ポポビッチHCやR.C.・ビュフォードGMをはじめとしたチーム首脳陣がとても良い仕事をしている。選手をリクルートする際も、ただ単に良い選手を集めるのではなく、人間的にも素晴らしく、エゴが無くてコーチしやすい選手を集めることを意識している。それから、スパーズは一時的にチームの戦力を補強するのではなく、ひとつの組織を長期的に築き上げることを重要視している。こういった点を意識してチーム作りをすれば、NBA 2K18でも常勝チームを作ることができるはずだよ」。

NBA 2K18 PR Event 11

選手としてバスケットボールの試合をプレイするだけでなく、GMやオーナーとしてチームを作り上げることができるのもNBA 2K18の魅力です。グリーンのアドバイスを参考にして、皆さんもNBA 2K18の世界で最強のチームを作り上げみてはいかがですか?

NBA 2K18 PR Event 12

現役NBA選手も注目するNBA 2K18。今作では新要素のネイバーフッドの登場により、ユーザーはついにNBA選手としての生活までも体験できるようになりました。今回のPRイベントで、実際にニューヨークの街で訪れた場所とNBA 2K18のネイバーフッドに登場する場所を見比べてみると、いかにゲームの中でリアルな世界が再現されているかが良く分かりました。

さらにリアルさを追求したNBA 2K18で、皆さんもNBAの世界を堪能してください!

取材・文・写真:西尾瑞穂 Twitter: @jashin_mizuho Instagram: jashinmizuho
協力:テイクツー・インタラクティブ・ジャパン 『NBA 2K18』公式サイト http://nba2k.jp/

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