4月14日(日本時間15日)にモーダ・センターで行なわれたNBAプレイオフ2018、ニューオーリンズ・ペリカンズとポートランド・トレイルブレイザーズによるウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンド第1戦は、ブレイザーズの猛攻に耐えたペリカンズが97-95で辛勝した。
第3クォーター終盤までにリードを19点(69-50)に広げたペリカンズに対し、ホームのブレイザーズは第4Qに次々とオフェンスを成功させて点差を縮め、残り59.8秒にはCJ・マッカラムの3ポイントショットで1点差(92-93)まで迫った。しかし、ペリカンズは慌てずフリースローを決めて点差を広げると、95-92で迎えた残り6.3秒にはドリュー・ホリデーがパット・カナトンのレイアップをブロックで阻止して逃げ切り、敵地で大きな1勝を収めた。
値千金のブロックを決めたホリデーは「これがプレイオフ」と語った。
「多くの興奮に包まれ、強大なエネルギーが会場に満ちている。(終盤のブロックは)とても大きな守備だったし、あの時点で相手のショットを防げて気分も良かった。全員が一生懸命に努力して、それで勝てた。それだけ良い仕事をしたということだよ」。
ゲーム最多の35得点を記録したアンソニー・デイビスは、17アシストを決めたラジョン・ロンドを「彼の意識は異次元だった」と称賛した。
「(ロンドは)昨夜、試合映像をずっと見ていて、相手がプレイを実行する前に何をしてくるか察知して、僕たちに教えてくれた。彼は完全に集中している。17アシストを記録した今日は、このプレイオフのために普段と異なるモードでプレイしていたんだ」。
ペリカンズ(シリーズ1勝0敗)はデイビスとロンドのほか、ホリデーが21得点、ニコラ・ミロティッチが16得点、11リバウンドを記録した。
試合後、マッカラムは、デイミアン・リラードと合わせて試合を通じて3本しかフリースローを獲得できなかった点について「もっとアグレッシブにアタックする必要があるかもしれない」と語り、第2戦からは積極的にプレイする必要性を主張した。
「審判が試合をどう裁いているのかを把握しないといけない。その上でやらないといけない」。
敗れたブレイザーズ(シリーズ0勝1敗)は、マッカラムが19得点、リラードが18得点、7リバウンド、7アシストだった。
第2戦は同会場で17日(同18日)に行なわれる。