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加入間もないN・ロビンソンとB・マケレブ、ペリカンズへの適応を急ぐ

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ニューオーリンズ・ペリカンズに加入したネイト・ロビンソンとボー・マケレブは、これからの数日でできるだけ多くチームのプレーを学ぼうとするはずだ。

10月16日(日本時間17日)に契約したロビンソンは、加入から48時間と経たないうちに、iPadを手渡された。アルビン・ジェントリーHCによる攻撃をけん引するポイントガードとしてマスターしなければいけない攻撃のプレーの数々が収められたiPadだ。

98-107でサクラメント・キングスに敗れた17日(日本時間18日)のプレシーズンマッチ後、ロビンソンは「もうiPadをもらったよ」と、プレーの習得に意欲を見せている。

「バスでも飛行機でもプレーをチェックする。可能な限り、いつでもね。プレーに向けて準備し、攻撃のすべてを知るためだ。それができれば、すべてOKになるだろう」。

キングスは、タイリーク・エバンズが右ひざの状態が良くなく、ノリス・コールは左足首の挫傷で離脱。起用できるポイントガードがジュルー・ホリデイのみで、そのホリデーもプレシーズンマッチは出場時間を1試合につき10分に制限されている。

その結果、キングス戦では加入間もないロビンソンとマケレブがデビューを果たし、合わせて37分間プレーした。11年目のロビンソンは9得点、4アシストを記録。30歳のマケレブは4得点、1アシストをマークしている。

2ターンオーバーも記録したロビンソンは、「ちょっとダメだったね」と認めた。

「まったく調子が悪いわけじゃないけど、自分が望む状態ではないんだ。ここに来てまだ1日だから、割と良い仕事ができたんじゃないかと思う。評価はCマイナスかな」。

加入3日目のマケレブは、「日に日に快適に感じている」と、少しずつ手ごたえを得ているようだ。

「結局のところは、バスケットボールだからね。助けようとしてくれるみんなの話を聞こうとしなければいけないだけさ」。

ジェントリーHCも「試合後に彼らにも言ったが、我々が彼らに求めたことは、本当にアンフェアなことだった」と、これほど準備時間がなければ難しいと認めている。

「一人は練習2回、もう一人は1回だけだ。彼らはトレーニングをしてきたが、バスケットボールをする状態になるのはまた別物だよ。少し苦しんだね。でも私は、2人とも良かったと思う」。

ベテランのポイントガード勢が少なくとも1人は復帰するまで、ペリカンズはロビンソンとマケレブを必要とする。プレシーズンは残すところ、月曜から金曜まで1日おきに3試合。研究し、慣れている時間は多くない。

だが、通算6000得点以上を記録するロビンソンは、「言い訳はない」と強調した。

「僕はNBAで長くやってきた。試合ごとに良くなっていくはずだよ。守備をできるようにしなければいけないだけだ。攻撃はできるようになるものさ」。

原文: Nate Robinson and Bo McCalebb making rapid transition as new Pelicans point guards / Pelicans.com (抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ