4月16日(日本時間17日)にウェルズ・ファーゴ・センターで行なわれたNBAプレイオフ2018、マイアミ・ヒート対フィラデルフィア・76ersによるイースタン・カンファレンス・ファーストラウンド第2戦は、ドウェイン・ウェイドが28得点、7リバウンドを記録したヒートが113-103で勝利した。
第2クォーターにウェイドが15得点をあげたヒートは、このクォーターで34-13と大きくリード。第4Q終盤に2点差まで詰め寄られたが、ウェイドがダリオ・シャリッチからボールを奪い、カウンターのダンクで突き放して勝利を引き寄せた。
1勝1敗とシリーズをタイにしたヒートは、ゴラン・ドラギッチが20得点、ジェームズ・ジョンソンが18得点、ジョシュ・リチャードソンが14得点を記録。フィールドゴール17本中11本成功のウェイドは、ポストシーズンの歴代得点記録でラリー・バードを抜き、10位に浮上した。エリック・スポールストラ・ヘッドコーチは「あれこそがドウェイン・ウェイドだ」と賛辞を寄せた。
ウェイド自身はプレイオフが「僕のDNAにある」と述べ、「このステージを愛している」とモチベーションの高さをうかがわせた。
「第1戦はレギュラーシーズンのような戦い方だったけど、今夜はプレイオフの試合をした」。
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— NBA Japan (@NBAJPN) April 17, 2018
第1戦ではプレイオフにおける球団の新記録となる18本の3ポイントショットを決めた76ersだが、この日は前半に18本中16本失敗と不発。3月13日(同14日)のインディアナ・ペイサーズ戦以来の黒星で、レギュラーシーズンから続いていた連勝は17で止まった。
76ersはベン・シモンズが24得点、9リバウンド、8アシスト、シャリッチが23得点、9リバウンド、アーサン・イリヤソバが14得点、11リバウンド、マルコ・ベリネリが16得点を記録。ブレット・ブラウンHCは「ジョエル・エンビードが必要だ」と、10試合欠場しているエンビードの不在の大きさを強調。シャリッチも「ジョエルはスーパースターだ。攻守において彼の不在を感じているのは当然だよ」続いた。
「彼は常に試合に出たいと願う男だ。僕はジョエルが復帰し、僕らを助けてくれるのが待ち遠しい。彼がいると、僕らはより良いチームになるからね」。
シモンズは「気分は良くないけど、次の試合に向けて集中する上で全員にとって良い警鐘となったかもしれない」と、切り替えをうながした。
第3戦は19日(同20日)にマイアミで行なわれる。