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マブス、新戦力よりロスターの維持が優先か

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今季、負傷に見舞われたダラス・マーベリックスは、2016-17シーズンに向けてオフシーズンでまずチームを無傷に保つことを優先するのかもしれない。

マブスは3月25日(日本時間26日)にチャンドラー・パーソンズが右半月板の手術を受けて離脱。2年連続で、おそらくは最もユーティリティー性のある選手を欠いてシーズンを終えることになった。ほかにも、デロン・ウィリアムズが3月25日(同26日)から4月8日(同9日)まで離脱し、オクラホマシティ・サンダーとのプレイオフ1回戦の最後の2試合を欠場。デイビッド・リーも足底筋膜の負傷でポストシーズンでの起用を制限しなければならなかった。

ほかにも複数の主力選手がシーズンを通じて負傷に見舞われ、マブスは万全の状態を保つには何ができたかを考えながらオフシーズンを迎えている。

バスケットボール運営部門のドニー・ネルソン社長は先月、ダラスのメディアとのインタビューで「グループをこれほど誇りに思ったことはない」と、今季のチームに賛辞を寄せた。

「我々全員が望んでいた結果ではないが、この選手たちは持てる力すべてを尽くした。ケガをしながらプレイし、最後の最後まで力を振り絞っていたんだ。彼らを誇りに思うほかにない」。

ネルソンは「FAやドラフトについて話し、トレードの道は常にある。だが私は、我々が最初に見るのは自分たちのロッカールームだと思う」と、チームが健康を保てた場合に何を達成できるかを見るべく、現在のロスターを維持したいと述べた。

「いつものように、我々はまず、自分たちのロッカールームにいる選手たちのことを見る。年齢や負傷も要因となる。買い物をするための予算は限られているが、ロッカールームにいる選手たちのクオリティーや特徴は言うことができる」。

3シーズン連続でプレイオフ1回戦敗退に終わり、この夏FAとなる資格を持つ一部の選手たちは、移籍を検討するかもしれない。だが、リック・カーライルHCは「我々は持続的になり、懸命に仕事を続けなければならない。それがなすべきことだ」と、現在のチームが悪くないと述べている。

「今季はプレイオフ1回戦敗退だったが、起用できた選手たちはチャンピオンのように競ったと思う。彼らがやった以上のことはできなかったと思うよ。この選手たちがガッツを出して戦ったのを見て、私は誇らしかった。誰だって負けるのは好きじゃない。でも、ベストを尽くしたと分かっているときは、それ以上はできないんだ」。

原文: Mavs could look to keep roster intact with few additions this offseason by Mavs.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ