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ドラフト全体1位指名が有力視されるマーケル・フルツ「自分なら76ersの力になれる」

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ボストン・セルティックスとのNBAドラフト2017指名権のトレードに合意したフィラデルフィア・76ersは、今年のドラフト全体1位指名権を手にした。6月22日(日本時間23日)に行なわれるドラフトを前に、1位指名が有力視されるワシントン大学のマーケル・フルツが、76ersでベン・シモンズ、ジョエル・エンビードらとのプレイを待ちきれないと語ったと、『Philadelphia Inquirer』のキース・ポンペイ記者が伝えている。

マーケル・フルツは、トランジションと守備重視のスタイルを構築しようとしているフィラデルフィア・76ersにフィットすると考えている。

フルツは「守備的なプレイができる力はあると思うから、76ersが目指すトランジション・スタイルにも役立てると思う」と語った。

「ポイントガードとしては優秀なショットブロッカーだと思っているよ。自分の能力なら、チームの役に立てる」。

193cm、90kgのフルツは、大学での1シーズンで3ポイントショット成功率41.3%を記録。76ersにとっても、3Pシューターの獲得は優先事項でもある。また、フルツ本人が言う通り、オフ・ザ・ボールの動きにも優れていることから、PGとして起用される見込みのベン・シモンズとの相性も良いだろう。

フルツは、以前から76ersのベストプレイヤー、ジョエル・エンビードと交流がある。先週末76ersのワークアウトを受けた際には、エンビードがフルツのネームプレートが張られたロッカーを挟み、ダリオ・サリッチとロッカールームで撮影した自撮り画像をTwitterに投稿。

フルツは、エンビードとの関係について「エンビードとは、自分が大学に進学する前から話す間柄で、彼は素晴らしい人だよ」と話している。

エンビードが投稿した画像についても聞かれたフルツは、こう語った。

「嬉しかったし、面白かった。76ersの選手が自分を歓迎してくれるのは嬉しい」。

昨年のドラフト全体1位でシモンズを指名した76ersは、ここ5年間で2年続けてドラフト1位指名権を獲得した2チーム目。2013年にアンソニー・ベネットを1位で指名したクリーブランド・キャバリアーズは、翌2014年のドラフト1位でアンドリュー・ウィギンズを指名した。

原文:Fultz looks forward to teaming with Simmons, Embiid by NBA.com

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ