ニューオーリンズ・ペリカンズは、2月23日(日本時間24日)のNBAトレード期限日前にサクラメント・キングスとの大型トレードを成立させ、複数の選手と交換でデマーカス・カズンズの獲得に成功した。
次にペリカンズが講じる手段として、マリオ・チャルマーズを含む複数のガード選手がワークアウトに参加する予定と『ESPN』が伝えている。
ペリカンズはキングスにGのバディ・ヒールド、タイリーク・エバンス、ラングストン・ギャロウェイを差し出し、その見返りにカズンズとオムリ・カスピを獲得したが、バックコートが手薄になった。
チャルマーズは先日、レブロン・ジェームズがプレイメーカー獲得を希望したことでクリーブランド・キャバリアーズのワークアウトに参加したものの、昨年3月にアキレス腱を断裂する重傷を負ってから実戦復帰を果たせていない。
ペリカンズは、カズンズがチームに長期在籍する保証が無い状態で獲得に踏み切った。現在ウェスタン・カンファレンス11位のペリカンズは、プレイオフ進出最後の枠である同8位デンバー・ナゲッツと2.5ゲーム差。仮に8位でプレイオフに進出すれば、ファーストラウンドではゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦する可能性が高い。ウォリアーズのラインナップにはGが多く、ペイント内での苦戦が予想されるため、カズンズとアンソニー・デイビスのツインタワーを擁するペリカンズとは興味深いマッチアップになるだろう。
司令塔のドリュー・ホリデーは今季平均16.3得点、7.5アシスト、4.0リバウンドを記録しているが、レギュラーシーズン後半戦の追い上げには、よりシュート力に優れる選手の起用が欠かせない。
原文:Pelicans trying out Mario Chalmers, others after trade depletes backcourt by Alec Brzezinski/Sporting News