オフの間、休むことなくジムでの練習に力を入れたロサンゼルス・レイカーズのブランドン・イングラムは、サマーリーグでのパフォーマンスに落胆した。
「オフェンスが全然ダメだった」と、サマーリーグを振り返ったイングラムだったが、プレシーズンゲーム最終戦でようやく本領を発揮した。
10月13日(日本時間14日)にステイプルズ・センターで行なわれたロサンゼルス・クリッパーズとのプレシーズンゲーム最終戦までに、平均9.3得点、1.3アシストという成績を残していたイングラムは、同試合で15得点、5アシストをマークし、チームの勝利に貢献した。
しかし、ルーク・ウォルトン・ヘッドコーチはプレシーズンゲームを重要とは考えていない。ましてや2年目の今季一気に才能を開花させられるとも思っていない。今は、イングラムに選手として成長する過程を楽しませることが重要と考えている。
ウォルトンHCは、14日(同15日)の練習後「どの選手にだって、ストレスやプレッシャーは付きまとう」と語った。
「ブランドンへの期待は大きいが、多くの人は、彼がまだ20歳で、NBAでの2年目を迎えるということを忘れてしまっている」。
「過去の歴史を振り返ってみても、2年目にオールスターレベルにまで才能を開花させられる選手は多くない。私は、彼にNBAでのキャリアは長いものになると気づかせようと努力している。今のまま努力を続けて、基礎を築くことと、試合の細部に意識を向けてもらいたい」。
ウォルトンHCは、クリッパーズ戦の活躍がイングラムにとって自信になる可能性があると認めている。イングラムのアシストを軸に16得点を記録したブルック・ロペスも、同選手の才能を高く評価している一人だ。
ロペスは「彼は才能に恵まれている」と言う。
「あらゆる側面において、危険な選手だね。ピック&ロールからのプレイでは全力でゴールに向かっていく。多才な選手だから、彼の守備につく相手チームの選手は、その瞬間に対応を迫られる」。
原文:Walton to Ingram: "Enjoy the Process" of Sophomore Development by Joey Ramirez(抄訳)