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ブレイザーズのプレイオフ出場に意気込むデイミアン・リラード

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デイミアン・リラードが好調であり続ける限り、ポートランド・トレイルブレイザーズはシーズン終盤戦に向けた集中の維持を懸念する必要がない。リラードはただひとつの任務、つまりチームをプレイオフに導くために全力を尽くしている。『The Oregonian』のジョー・フリーマン記者が伝えた。

リラードは「プレイオフはシーズンで最も楽しい部分なんだ」と語った。

「僕はそれを逃すまいとしている。ティム・クォーターマンにも言ったんだよ。『プレイオフはすごいぞ。お前にも経験してほしい』ってね。僕らはプレイオフに出たいと思っている」。

わずか数週間前まで、ブレイザーズの今季は終わったと思われていた。それが突然、ポストシーズンを戦うことを考えてもおかしくなくなったのだ。

3月19日(日本時間20日)のマイアミ・ヒート戦で115-104と勝利したブレイザーズは、ロード5連戦を4勝1敗で終えた。3月に入って8勝2敗のブレイザーズは32勝37敗。19日終了時点で、ウェスタン・カンファレンス8位のデンバー・ナゲッツ(33勝36敗)に残り13試合で1ゲーム差だ。

ブレイザーズのテリー・ストッツ・ヘッドコーチは、「こういうギリギリの戦いは好きだ」と意気込む。

「もうミスをする余地はないと分かっており、プレイオフ進出が懸かった緊迫感が増していると思う。デイミアンはその責任を負ってチームをけん引している」。

オールスター明けの13試合で、リラードは平均31.2得点、5.5アシスト、4.6リバウンド、フィールドゴール成功率49.3%を記録。オクラホマシティ・サンダー相手の連勝や、サンアントニオ・スパーズ、アトランタ・ホークス、ヒート相手の勝利に貢献している。ロード5連戦を3連勝で締めくくり、ブレイザーズは自信を深めた。

ゲーム終盤の強さで知られるリラードだが、最近の試合では「リラードタイム」がもっと早くに訪れている。このロード5連戦で、第1クォーターの平均が12.8得点、FG成功率62%だ。プレイオフ出場に向け、リラードは試合序盤から圧倒するのが通常になることを望んでいる。

18日(同19日)のホークス戦の試合後、リラードは「チームの状況は分かっている」とコメントしていた。

「僕だけじゃなく、僕らみんなが早くからペースを上げ、試合序盤での出来に良い感触を持っている。それで僕らは自信を深めていると思うんだ。自分たちにできることを確信しているんだよ。それが本当に助けになっていると思う」。

原文:Lillard keeps Trail Blazers focused on playoff mission by NBA.com(抄訳)


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ