ポートランド・トレイルブレイザーズのオールスター後の快進撃は夢のようだった。2016-17シーズンの後半戦は、いつ振り返っても楽しいだろう。だが、NBAプレイオフ2017 ウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンドでゴールデンステイト・ウォリアーズにスウィープされ、デイミアン・リラードにとってそれは慰めにならないようだ。『ESPN.com』のクリス・ヘインズ記者が伝えた。
4月24日(日本時間25日)、ブレイザーズがウォリアーズにスウィープされ、リラードは『ESPN』で改めて打倒ウォリアーズへの意気込みを表した。
103-128で敗れた第4戦の試合後、リラードは「それにこだわらなければいけない。彼らが優れたチームで、また対戦することになるのは分かっているからだ」と強調している。
「自分たちが望むところにたどり着きたいのであれば、彼らを倒さなければいけないんだ」。
リラードはレギュラーシーズン終盤の出来を誇っている。だが、「成功のシーズンとは言えない」と、満足していない。
「僕らはテストに見事に応えたと思う。僕らの戦いぶりは真のブレイザーズを示したと思っているよ。でも、成功とは言えない。僕は成長のシーズンだったと思う。僕らにとって成長の1年だった」。
昨年のプレイオフでも、ブレイザーズはウォリアーズとのカンファレンス準決勝で1勝4敗と敗れている。リラードは「何を考えるべきか、今はそれすら分からない」と憤懣やるかたない様子だった。
「すごくフラストレーションを感じるよ。でも、僕のことは知っているはずだ。僕はこれまで以上に強くなって戻ってきてみせる」。
リラードは報道陣に「ウェストで勝ち上がりたければ、彼らを乗り越えなければいけないということを理解していなければいけない」と続けた。
「僕はそれを分かっている。NBAはずっとそうだった。(デトロイト)ピストンズが(マイケル)ジョーダンを倒していたときもそうだ。彼は毎年蹴られ、自分が望むところに行くためには彼らを倒さなければいけなかった。そういうことさ。彼ら(ウォリアーズ)は毎年そこにいる。僕らはそれを上回らなければいけない。そして彼らを乗り越えたければ、グループとしてもっと強くなって戻ってこなければいけないんだ」。
ウォリアーズのケビン・デュラントは、リラードのファイティングスピリットを好んでいる。『EPSN』で、ブレイザーズに足りないのはわずかだと述べた。
「彼らは2人のガード(C.J.・マッカラムとリラード)への重圧を減らせるような選手がほしいだろうね。でも、彼らはそこにいる。良いチームだ。スタートが遅かったね。もっと上のシードであるべきだったと思う。でも、彼らはああやって戦ってプレイオフに進出した。ブレイザーズを引き上げた(ユスフ)ヌルキッチという未来のセンターもいる。ただ僕は、彼らには別のボールハンドラーがウィングに必要だと思う。これから数年間、彼らと対戦するのは楽しいだろうね」。
原文:Lillard calls Blazers' season one of 'growth' by NBA.com(抄訳)